03/05の日記

11:42
【BL週記】これからの計画

---------------
.




 
「牧場」へ向かうジョバンニ  







 こんばんは。(º.-)☆ノ




 


 昨年末以来、『銀河鉄道の夜』に長々とかかずらってしまって。。。,終ったかと思ったら、次のシリーズを書きだしてしまっていたりして、自分でもどうにもならない力に押しまくられてる感じで書いてましたが、

 ようやく一段落したようです。

 というのは、ここでひとつ大きな“山”が、眼の前に見えてきたからなんです。




【1】 〔第4次稿B〕を作ってみたら? 



 ブルカニロとは何者か?(11)の最後にちょっと書いたのですが、〔第3次稿〕から現行〔第4次稿〕への改稿は、おそらく作者・宮沢賢治が手入れ作業の中途で亡くなったんじゃないかという気がします。推敲が行き届かないために矛盾の起きている箇所がかなりあるんですね。そういう箇所は、“賢治の草稿のまんま”が謳い文句の筑摩書房版『全集』でも、編集者が直して辻褄を合わせてるんです。直すと言っても、勝手に書き足すわけにいきませんから、削除を増やすことにならざるを得ません。

 こうして成立したのが、『校本宮澤賢治全集』から『新校本宮澤賢治全集』に引き継がれている現行〔第4次稿〕テクストで、これが作者・宮沢賢治の書いた“最終形”だとされているわけです。いま本屋に出ている『銀河鉄道の夜』は、文庫本になっているものも、子ども用の本も、基本的に、このテクストを新仮名遣いにしたものです。

 しかし、“最終形”とは言いながら、上のように編集者が手を加えているわけですから、いわば“最終形”のさらに先の形になってしまっているw



 推敲の不充分な箇所というのは、‥例をあげますと、〔第4次稿〕の「わたり鳥の信号手」の手前に、↓こういう部分があります。



「ジョバンニは俄かに何とも云へずかなしい気がして思はず『カムパネルラ、こゝからはねおりて遊んで行かうよ。』とこわい顔をして云はうとしたくらゐでした。

 (カムパネルラ、僕もう行っちまふぞ。僕なんか鯨だって見たことないや。)ジョバンニはまるでたまらないほどいらいらしながらそれでも堅く唇を噛んでこらえて窓の外を見てゐました。その窓の外には海豚のかたちももう見えなくなって川は二つにわかれました。そのまっくらな島のまん中に高い高いやぐらが一つ組まれてその上に一人の寛い服を着て赤い帽子をかぶった男が立ってゐました。
〔…〕
『銀河鉄道の夜』〔第4次稿〕



 「海豚
(いるか)」が見えなくなったと言うんですが、イルカはどこにも出てきませんから、読んでいてエッ?? と思うんです。

 じつは、〔第2次稿〕では、「こわい顔をして云はうとしたくらゐでした。」のあとに、カムパネルラと難船者姉妹の妹が、天の川に泳いでいるイルカのむれを見ながら、楽しそうに話しこんでいる場面が、3段落分書かれていました。クジラも、その会話の中に出てきます。ジョバンニの独白は、この二人の会話に嫉妬しているわけです。

 ところが、〔第3次稿〕では、イルカの登場も、カムパネルラと妹の会話も削除され、にもかかわらず、ジョバンニの独白のほうはそのまま残されてしまったので、「海豚」が宙に浮いてしまったんですね。そして、〔第4次稿〕でもそこは直されなかったので、そのままになっているんです。

 これは明らかに賢治の直し忘れで、「海豚のかたちももう見えなくなって」を消すか、書き直すかして辻褄を合わせなければおかしいんですが、そのままになってしまった箇所です。でも、筑摩書房の『校本全集』『新校本全集』の編集陣は、ほかの箇所では手を入れて直しているのに、ここはなぜかそのままになってるんです。

 そこで、新潮文庫版(『新修全集』版も?)では、ジョバンニの独白から「海豚」までを削って、↓次のようにしています。



「ジョバンニは俄かに何とも云えずかなしい気がして思わず

 『カムパネルラ、ここからはねおりて遊んで行こうよ。』とこわい顔をして云おうとしたくらいでした。

 川は二つにわかれました。そのまっくらな島のまん中に高い高いやぐらが一つ組まれてその上に一人の寛い服を着て赤い帽子をかぶった男が立っていました。
〔…〕
『銀河鉄道の夜』新潮文庫版














 『全集』編集陣が賢治の草稿を直した箇所で、とくに大きいのは、「大きな黒い帽子の大人」が現れるシーンです。現行〔第4次稿〕では、この場面をすべて削除しています。しかし、草稿に、作者の削除指示(×印など)が書かれているわけではないのです。×印も抹線も無いけれども、編集者が内容から論理的に判断して、ブルカニロ博士登場場面もろとも全部削除すべしと「判定」した結果の削除なのです。

 しかし、ブルカニロとは何者か?(11)【3.2.4】で書いたように、ブルカニロ博士と「大きな黒い帽子の大人」とは別だ、別人格の登場人物だという前提に立てば、「大きな黒い帽子の大人」は残すという「判定」もありうるのではないか?。。。

 そういう「判定」をすると、現行の〔第4次稿〕とは少し違う〔第4次稿B〕とでも言うべきテクストが可能になります。ブルカニロ博士は居ないが、「大きな黒い帽子の大人」は登場するヴァージョンです。

 そうやって考えてみた〔第4次稿B〕のおもしろい点は、「大きな黒い帽子の大人」と、ジョバンニ“帰還”後の水難捜索場面に登場する“カムパネルラの父”とが、かなり似てくるということです。痩せて顔の青白い学者風‥という見かけが似ています。似ているのに‥、ジョバンニに対する態度も、またジョバンニに対して話す内容も、まったく断絶していてつながらないのです。

 「黒い帽子の大人」の青白い顔は、息子のカムパネルラの水難を(地上で)見ているせいかもしれません。「あのひとはね、ほんたうにこんや遠くへ行ったのだ。おまへはもうカムパネルラをさがしてもむだだ。」と“黒帽子”がジョバンニに語るコトバは、それを実の父の発言として読むならば、むしろ非常に感慨深いものがあるでしょう。

 にもかかわらず、地上に戻ったジョバンニが接する“カムパネルラの父”は、自分がそんなことを話したことさえ記憶にないようなのです。ここには、巨大な断絶と深淵があります。

 もちろん、筑摩書房の『全集』編集陣のように、これはテクストの矛盾だと「判定」して、矛盾がないように削除してしまうのも、ひとつの行き方でしょう。しかし、そもそも宮沢賢治のテクストは、パラドックスに充ちていたのではなかったか?。。。。。



 そういうわけで、この箇所や、その他多くの箇所について、現行〔第4次稿〕では編集者の判断で削除されている部分を、元に戻してみたら、とても奇妙なテクストができるかもしれませんが、“宮沢テクスト”としてはそれもアリかもしれないな‥‥などと考えています。〔第4次稿B〕を、じっさいに作ってみようかと思っています。

 調べてみたところ、『校本全集』が出た後で、天沢・入沢氏とは別に、あらためて草稿を詳しく検討し直した研究も、専門の論文としては出ているようです。そうした研究も十分に踏まえて、〔第4次稿B〕の編集をやってみようと計画中ですw






【2】 比叡古道の探索など



 その他、ミヤケン関係でやり残していることはいろいろあって‥、宮沢父子が比叡山から下りてきた古道の探索も、そのひとつです。

 じつは探索はひととおり済んでまして、あとは写真を並べて文を書くだけなんですが、もうさっさとやってしまおうか、それとも、もう一度確認しに行ってからにしようか‥ と思案中です。撮った写真を見ると、1ヶ所、石碑の裏側を撮してないのがあって、何も書いてなかったとは思うけど、やっぱり確かめに行って来ようか、などと...

 比叡は、宮沢父子が行ってない場所も、横川の定光院と元三大師堂は、ぜひ行ってみたいと思ってます。ともかく、雪が融けて、彼岸過ぎにバスが動くようになってからですね。‥‥誰か、いっしょに行きませんかね?



 荒川の水源遡行も、忘れてるわけではありませんw のびのびになってますが、今年は、甲武信岳まで行って来なくては...

 伊勢湾周辺に、まだ行ってない“足跡”が、いくつか残ってます。これは今春にやってしまいたいですね。





 





 ミヤケンとは関係ありませんが、狼神社めぐりも、山梨・愛知・伊那は、ネットで調べたら、ずいぶん沢山あることがわかりました。うち、山梨はバスの便があって行きやすそうなので、もうじき温かくなったらと。伊那は、すでに1回行ったんですが、もう少し周辺を見てから、まとめてアップする予定です。

 南八ヶ岳も行っておきたいです。保阪の関係ですね。ただ登るだけでなく、地学観察を兼ねたいので、いま勉強中ですw

 山で言うと、早池峰と外山へ行く必要があります、『第2集』の関係でね。煙山、南昌山と、その向こうの紫波山塊も再訪しておきたいかなと。ミヤケンは、繋温泉のほうから箱ヶ森に登ってるようなんですが、今はもう道がないかも。。。

 いつか行かないといけないのは、葛丸川の上流(『楢ノ木大学士の野宿』)とナメトコ山ですね。交通の便がないので、かんたんに行けないんですが。

 遠いところでは、山陰の倉吉。河本義行の出身地と、亡くなった海岸。カムパネルラの水難の“モデル”とされています。



 そー言えば、どうしてもいつか行きたいのは、サハリンですよね?…ミヤケン・ファンのはしくれとしてw

 でも飛行機もホテルも高すぎて、とてもムリです。社会主義の時代と変らないですよ...

 チェコは2回行きましたよ。いきなり予約なしで行っても、なんとやら青少年用のホステルに、どうにか入れてもらえました。プラハ駅で降りた時は、今夜は無宿者として警察の留置場でお泊まりかな。。。 と思ってたんですがね←

 もちろん相部屋で、同室者がドイツ人で、‥あっちの人って、部屋の中ではいつもすっぱだかなんですねw その人だけかな? とにかく、びっくりしました。

 チェコはいいですよ。西ヨーロッパとちがって、住んでる人たちがおだやかです。ほっとしますね。あと、夏行くと、ビキニ1枚でリュックしょった少年が、ふつうに歩いてます(^^) オィッ






【3】 フライング広告をなんとかしたい!



 最近、たいへん迷惑してるのがフライング広告なんです。ブログを見ていると、広告が出て来て画面の下半分とか、隠してしまいます。これじゃ読めないんですよね!!!

 サイトさんが出してる広告なら、がまんしなくちゃいけないのかな‥と思ってたんですが、ちがうんですね。サイトさんが出してる広告は画面といっしょにスクロールしますから、区別がつきます。フライングは、スクロールなんかお構いなしに、デンと居すわったまんまです。端末によって、出たり出なかったりします。

 サイトさんと無関係に、勝手に出てくるみたいなんですね。これって、スパムですよね。マイクロソフトとか、ブラウザのメーカーと提携してるって噂もあります。

 パソコンでは、画面が見えなくなる。スマホだと、もっとやっかいで、画面をタップすると、フライング広告のほうが反応して、広告のサイトやら、ショップやら、行きたくない所へ移動してしまいます。

 道を歩いてると、広告に目の前を塞がれて歩けなくなるようなもんです。いきなり拉致されて、何やらのショップに連れてかれるようなもんです。こんなふざけたことが許されるなんて、まったく世も末だとは思いますw

 ブログのサイトによって、フライングが出やすい所、出にくい所があるんでしょうか?

 ギトンはいままで、なるべく軽く操作できる場所をと思って、フォレスト、クルーズ、‥‥こういう携帯用サイトに掲載してきたんですが、この2ヶ所は、とくにフライングが出やすいかもしれません。だとしたら引っ越しを考えないと。ブログなんて、読んでもらえてなんぼですからね。読みにくいサイトは避けなきゃなりません。

 でも、アメーバもフライングが出るみたいです。FC2もかなり出ます。ただ、FC2のはクリックで消せますから、サイトさんが出してるのだけなのかも。それなら――スパムでなければ、問題はないです。

 とにかく、引っ越しはたいへんですから、引っ越してみたら失敗したではすまないんで、もっとよく調べてみてからでないとできないんですが。。。

 自分が見るに関しては、フライング広告を消すツールがフリーウェアでありますから、パソコンに関しては問題ないんです。しかし、自分だけ広告を消せても、読者の皆さんには広告が出るわけですから、意味ないですよねw

 スマホに関しては、フライングを消すアプリがあるのかどうか、よくわかりません。いまのところ、スマホに関しては対策がないです。

 フライングが出るようになったのは、ここ1〜2年じゃないですかね?とにかく、もう少し調べてみないと。

 フライングで迷惑してる管理人さんが他にもいたら、情報を交換したいと思ってます。。。








 














ばいみ〜 ミ



 
ランキングへ
  

カテゴリ: BL週記

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ