十六夜桜 

□其の四
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in城の庭
「ふはぁ〜っ!今日は大変だったぁ〜」

だら〜っとのんびりしている時後ろから声が

「そりゃあお疲れさんだな、茶菓子でも食べるか?」

前髪が長くて腕には木製の手錠がついていて、その先には大きな鉄球が付いている男の人、その名は黒田官兵衛と言う人

「あっ!官兵衛さんー!茶菓子食べるっ食べるっ!」

官兵衛の周りをぴょんぴょん飛んでいる

「分かったから菓子取りに行くぞ」

っと二人で勝手場へ行った

「小生じゃあ届かないな・・、よし肩車するぞ!」

「うん!じゃあ失礼っ」

そうしてうちは官兵衛さんの肩へ乗って菓子を取った

「うわぁ!これ綺麗!あっ!こっちは今川焼・・だっけ?」

「まぁここで見るんじゃなくてさっきの所で見ようじゃんかっ」

そう言って二人はさっきの場所へ行った

「あっ!大切なお茶持ってくるの忘れた!持ってくるねっ!」

うちはお茶とかを完全に忘れていた・・;

タッタ小走りで歩いている時刑部と三成がよく二人で話す部屋を通った

「・・と同盟を組んだことを愛に教えた方がいいな、刑部」

「言っておいといたほうが身のためだ」

「身のため・・?」

「あとで「なんで言わなかったのー!」っと言うであろう」

・・・?うちの事だよね ハハハ・・;

でも、誰と同盟組んだんだろう・・?

って!盗み聞きはよくないよね!

そう思ってお茶を取って官兵衛の所へ戻った



「ふはぁ!お茶美味しー!そうそう!今川焼ってどう手に入れたの?」

「小生の兵が丁度出かけたら買ってきてくれたんだ」

「へぇー!兵の人優しいね!それとこの綺麗な物は?」

「嗚呼金平糖のことだな?」

「こんぺいとう?」

「なんか兵がくれたんだよ、でも美味いぞ」

一個綺麗な桃色のこんぺいとうをつまんだ

「すごく綺麗!うちもやんちゃな顔から綺麗な顔になりたいなぁ・・//」

へへっと言いながらつぶやいた

「お前さんは十分綺麗だ、この城の兵とは思わないほど発想が違くて良い発想だからな」

「それってどういう意味?」

「簡単に言えば、大人だ」

おっ・・大人!超嬉しい・・!

今までは子供子供など言われていたのに・・!

「そんなぁー!お世辞言わないでよ〜!」

まぁお世辞だろう!うん!

「小生は本気で言ったんだがなー」

と二人で話してる中足音が・・これは三成だろう

「愛、話しがある・・」

と三成が座りこんだ、なんだろう?


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