ササゲモノ

□君のために僕がいる
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「土方さん今日何の日か知ってやすかィ?」
「…お前の誕生日じゃないよな。」
「違いまさァ。」

本当は分かってるが拗ねる総悟も可愛くてついつい虐めたくなっちまう。

「近藤さんも何もないし…。」
「土方さんっ!!」
「分かってるって。二年記念だろ?」
「分かってるならいいんでさァ。」

髪を撫でてやると肩にことんと頭を乗せてくる。
今日は甘えモードらしい。

「ね、土方さん俺ずっと側にいていいんですよねィ。」
「って言うか離れたら捕まえて閉じ込める。」
「うわっ犯罪者だ。」

くすくす耳元で笑う声が心地良い。

「じゃあ、俺が犯罪者にならないように側にいろよ。」
「当たり前でさァ。」



10.10.7

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