デストロイに気をつけろ!
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ダンSIDE



「じゃあね!ダンクマスク!」

ピンク色の髪をした女はそう言って、俺の頬に軽いリップ音をさせると、追いかけていた人たちから逃げるように走り去って行く。

未だ壁に押し付けられるような態勢だった俺は、突然の出来事に驚いて顔を赤くし、緊張あまり息を止めていたせいで、軽い酸欠状態になってしまっていた。
荒く呼吸を繰り返し、何が起こったのか普段使わない頭をフル回転させる。

だから回りの状況が見えていなかった。


それがいけなかったようだ…



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