ギアス小説
□お返しには愛を込めて
2ページ/9ページ
いつものようにアルビオンの調整が終わり、ルルーシュがいるはずの僕達の部屋へと向かう。
ドアの前に立つと、何故か急に緊張してきた。ルルーシュの言葉のせいかな…
暫く立ち尽くしていると、急に目の前のドアが開いてつい慌ててしまった。
「はわわっ!?」
「?スザク??こんな所に突っ立ってないで入ったらどうだ?」
「へ?あ…う、うん」
ドアから顔を覗かせたのはルルーシュで(当然だ)、様子のおかしい僕に部屋に入るよう促してくれた。
「お、おじゃまします…」
「はぁ?此処はお前の部屋でもあるんだぞ」
「言うなら…」と僕の頬を両手で包んで
「『ただいま』だろ?」
と微笑まれた。
彼の顔があまりに綺麗で。
「た、ただいま///」
不覚にも赤くなってしまった…
その後はいつものようにルルーシュと食事を摂った。勿論、彼手作りの。食事の後にはお風呂。
だだ違ったのは僕がやけに落ち着かなかったことと、始終ルルーシュがご機嫌だったことだけだった。
.