短編(乙女ゲー)

□Web拍手
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Web拍手御礼話
(名前変換はできませんので連載主人公名はリィナです)
アリス連載夢閑話
「彼女の居ぬ間にinクローバーの塔」


「へぇ、グレイがねぇ〜。」

「・・・」

「(私へんなこと言ったかしら?)」

ニヤニヤとナイトメアがグレイを見る。
グレイはバツの悪そうな顔をして彼から目をそらす。
先ほど厨房で見た光景・・リィナにグレイがナイフを見せて更にあげたという話をしただけだ。

「・・なんでニヤニヤしているのよナイトメア。・・やらしい。」

「私はやらしくなど無いぞ!」

「そうかしら?」

疑いの視線を向けた。
その眼差しにナイトメアは弁解するように言葉を発した。

「わ、私はただ珍しいと思っただけだ。」

「何が?」

「グレイがリィナにナイフを見せたのだろう?しかも1本あげたと君が言ったから。」

「そうよ?それだけ。」

「だからそれが珍しい、リィナはグレイにかなり気に入られたな。」

「・・そうなの?」

二人がグレイを見た。
グレイは目をそらしたままだ。

「私の時なんかナイフを見せるのさえ渋っていたのに。」

「へぇ・・」

「・・ナイトメア様、渡して直ぐに落としましたよね?足に。」

「あれは痛かった、痣になった。」

「鞘に入れたままでよかったですよ。でも彼女は落としませんでしたよ?少しだけ重いと言いましたけれど。」

「彼女は特別だ!」

「そうですかね?」

「アリス、アリスに持たせてみたらどうだ?あれは重い、すっごく重い!!」

「私はいいわよ」

丁重にお断りする。
結局ナイトメア何が言いたかったのかしら?
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