一目惚れでした。数ある中で君だけが
わたしの中で輝いてたんだ。カッコい
いとかそういうのじゃなくて、直感的
に、あ、この人だ!って……。だから





『あ、の!名前、教えてくださいっ』





思い切って話しかけてみた。こんなの
逆ナンみたいで印象悪いけど、このま
ま話せないで後悔だけはしたくなかっ
た。…………相手からの反応を待つも
向こうは黙ったまま。ああ、やっぱり
最悪な女って思われた、の、かな…っ





『きゅ、急にごめんなさい…っ』


「……大貴、有岡大貴っていうんだ、俺」


『有岡、くん……?』


「あ、ちなみにあだ名は大ちゃんね」





大ちゃん……。か、可愛い!大ちゃん
ね、って言った有岡くんのハニかんだ
笑顔にもきゅん……って、いや!それ
よりも、話し返してくれた…。どうし
よう、嬉しすぎる!なんだか涙出てき
そう……。            





『あ、の!有岡くん!』


「なに?」


『わ、たし…っ』





思うように声が出せない。想いを伝え
たいのに…、上手く声が出てくれない
『好き』たったこの2文字を言うだけ
で、こんなにもドキドキする………。

でも、がんばろう





『有岡くんのことが、好きです…っ』





言っちゃった……。もしもこれで失敗
したとしても、わたしは後悔しない。
むしろ頑張った自分を褒めてあげよう

……有岡くん困ってるかな





『あ、の………』


「ありがとう……でも、」


『……っ』





¨でも¨……か。分かってた、最初か
ら。わたしってば急すぎるんだもんね
でも、さ、やっぱ哀しい、よ………っ





『そう、ですよ、ね。普通に無理に
決まってますよね……      
わたし、ごめんなさい、急に……』


「え…?あ、違う違う!でもの意味
はそうじゃなくて…」      


『え……』





有岡くんが何を言いたいのかよくわか
らない。有岡くんのいう¨でも¨の意
味ってなんなの……?       





「俺も君がずっと好きだった。 でも
まだよく君のこと知らないから……
軽い気持ちで返事したくなかったん
だ……」            


『本当、に?』


「本当に」


『…………っ』





この気持ちをどう表せば良いんだろう
嬉しくて、嬉しくて仕方がない。実際
有岡くんと話して更に好きになった。

もう、この想いは止められない





「これからは大ちゃんって呼んでよね」


『うんっ、大ちゃん!』









好きまでの時間     
わたしは貴方に一目惚れでした

(まずは名前教えてくれる?) 
(え、あ、そうだよね!)   
(うん笑)          
(わたしの名前はねっ…―――)








 


★@、なにかどおぞっ



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