本2(満)

□第二話
1ページ/5ページ

翌朝、私は眠い目をこすりながら起きた。

人に見られたという失敗と、あの少年のことが気になってよく眠れなかった。

「おはよう、夏海。…どうしたの?眠れなかったの?」

「うん、まあ。」

さすが、お母さんの奈美はなかなかためざとい。

「しっかり食べて行きなさい。」

「わかってる。いただきまーす。」

私はあくびをこらえながら、黙々とご飯を食べた。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ