本2(満)
□第九話
2ページ/6ページ
「えっと・・・右・・・かな?」
私は、恰次さんが書いてくれた地図を元に自転車を走らせていた。
もともと、あまり方向感覚はないので、かなりゆっくりとしたペースだ。
「何!この坂!」
そろそろ大学に近づいてきたかなぁ、というところで、大きい坂があった。
ここまで来るのに、かなり体力を使ってきたので、私は自転車を降りることにした。
そして、ふと、恰次さんも、この坂を上っているのかなあ、と思った。
なんだか、少し元気が出てきた。
→
次へ
←
前へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ