本2(満)
□第九話
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なんだか、胸騒ぎがする。
オレは、フルートを吹きながらそう思った。
「そこ、もっとクレッシェンド!」
先生の指示にしたがい、音量をあげるが、どうも、身が入らない。
「はい、ゆっくり、ゆっくり〜。」
オレは、不安を抱えながらも、フルートに集中しようと努力した。
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