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Thanks』であいうえお作文。
****第01回*『T』*『たとえば』****







部活終わり、教室に友達に貸したノートを忘れたことに気付いて、取りに返った。
(ちくしょう矢崎め!!!!)


誰も居ないはずの教室には何故かあたしの意中の人がいた。
(ありがとう矢崎!!!!)


現金なあたしは直ぐさま感謝した。
そんなあたし心の内を知らない彼は驚いていた。




『うわ!?びっくりした!!今から帰り!!…送ってくよ!』




そう言ってくれるからお言葉に甘えて一緒に帰ることにしたんだ。
(矢崎まぢ親友!!!!)






校舎を出て話しながら2人で道を曲がった。




「嘘っぽくて本当な話??」




あたしは今日のお昼に上がった話題を持ち出した。




「うん。たとえばねー、講師の小林先生cancan系だけど今年で35歳らしいよ!!」




あたしは自慢気に言った。




「まぢか!?なんかショックだ!!」




肩を並べて歩く彼が頭を抱えた。




「あとはー和○アキ子って実は…」




彼の反応がいちいち面白くてあたしはお昼のネタを全て喋った。




「あーネタ使い切ったわあ。何かない?」




「………。」




「??」




あたしは黙って止まった彼を見上げた。





「たとえば…」




「たとえば?」




彼がまた歩き出したのであたしも歩いた。
彼は前を向いたまま話し出した。




「たとえば…実はわざと教室残ってたとか、」




「…え??」




あたしは本当に分からなくて聞き返した。
しかし彼はそのまま話し続ける。




「友達に頼んで好きな人に忘れ物させたりとか??」




「??………!!」




あたしは顔が赤くなるのを感じた。
もし勘違いじゃなければあたしたちは…




彼は顔を真っ赤にして振り返った。




たとえば…俺がお前を好きとか??




両想いだ…






******************************


拍手ありがとうございました!


矢崎は馬鹿なクラスメート男子ってトコですね!!
きっと後日焼肉でも奢らさせると思います。笑


それではこれからも頑張って行きますので、
何とぞよろしくお願いします(○UωUpq)


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