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□Tomorrow never knows
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隣の寝息が、規則正しくなって。
俺は、ゆっくりと起き上がった。
電気は消していたけど、ずっと暗闇にいたから目が慣れてしまった。

「…肩、冷やすぞ」
自分が発した独りごとに、俺の手が一瞬止まる。
でも、すぐに思い直して、剥き出しの肩にブランケットをかけてやった。

山本にはもう、過剰に体を心配してやる必要がなくなった。
こいつは、マフィアを選んだ。










Tomorrow never knows
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