シリーズ物語

□ようこそ!ボンゴレへ!!7
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オマケ====

「ホントにお家では…優しいんだよ…?」
オズオズと、撮影後に兄のフォローをする凪に、メンバーは一様に首をかしげたくなった。
何故なら普段が普段だからである。

テレビの中や舞台の上では、やたらに恰好をつけた…それが、様になっているのだが。隙を見せない演技派なのだが、ボンゴレのメンバーにとっては、たまに理解し難い美的感覚を有して、常に舞台の上に居るように一々芝居掛かり、普段はリーダーである綱吉の尻を犯罪じゃないかと思う程に追っかける人間だ。
「……つまり、この子の前では優しくて、他人の前ではエセ笑顔で綱吉の前では真性変態って事…?」
雲雀の酷い表現に山本がポンと手を鳴らして、獄寺も顎に手を置き頷いた。
今は仕事に向かった大切な兄のフォローしたつもりだったが、なにやら兄の意外な一面を見たばかりの少女にはそれ以上の言葉は錘げなかった。

「………でも、お兄ちゃん楽しそうだったから…良いの…。」

撮影後の食事で、向かい側に座る綱吉を見て少女はポツリと呟いた。
同じく『兄』を持つ共演の京子と、楽しそうに兄談義をしたときのお話である。

とりあえず一日目の撮影無事に終了。


後書と云う名の言い訳…です。

普通、顔合わせあるでしょ…とかは言いっこ無しですよ〜〜っ。
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