ただ単に君が好き
◆み
ぱしゃん
「御召し物が汚れてしまいますよ」
「あら、そんな事気にしちゃダメよ。黒羽丸もやってみない?」
ぴしゃん、泥が跳ねて着物の裾を汚すのも気にせず、銀色の髪を揺らして彼女は小さい水溜まりの中を跳ねる。
昔リクオ様に「コーヒー牛乳だよ」と言われ飲まされそうになっていた黒田坊を思い出し、内心苦笑いを零した。
「足を濡らされてはお体が冷えます」
「野暮な事言いっこ無しよ。これは雨上がりにしか出来ない事なんだから」
ぱしゃっ、とまた泥が跳ぶ。
小さな子供みたいに水溜まりに足を入れる彼女の姿に、後少ししたら強制的にでも上がって頂かなければと思っていた矢先、急にぐいっと腕を引かれた。
バランスを崩して反射的に足を着いたのはぬかるんだ地面。
「飛んでばかりじゃ地面の楽しさを忘れちゃうわよ」
泥の付いた顔で悪戯に笑った彼女に、結局こうなるのかと何となく予想していた事に口元を緩めた。
水たまりを跳ね上げて
(嫌いなはずの雨上がりの地面も)
(貴女と一緒なら好きになれる)
【黒羽丸×姫】
2011/12/03(Sat) 13:13
by 桜花
あけましておめでとうございます!
・・・と言いましても、もう7日ですが(汗)
機械オンチで、コメントも亀並みのスピードですが、
こんな私を、今年もよろしくお願いします。
私の知らない間にお話が更新されていたので、テンションUPでした!!
そのなかでも、今日は気まぐれプリンセス-後日談-について、コメさせていただきます!
《気まぐれプリンセス》-後日談- 読みました!!
クリスマス話で、ベタな展開だけど、私は好きです(断言)
そして黒羽丸、そのまま姫様を押しtao・・・
ゲフンゲフン・・すみません(笑)
このままだと、私の妄想で終わってしまうので、やめておきます(反省)
質問ですが、
気まぐれプリンセスでは、お正月ネタとかあるのでしょうか??
答えてくれたら嬉しいです。
では、体に気をつけてください。
また来ます!
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