REBORN!2
□自分犠牲主義者6
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「ベル様」
「ん……?」
チュンチュンと、鳥のさえずりが聞こえる。
そこに今はもう聞きなれた声が聞こえて、ベルフェゴールは目を擦った。
「……?」
目を開けてもその声の正体はおらず、あくびをしてから辺りを見渡す
(ん?)
テーブルの上に、何か紙らしき物を見つけた。
近くにあった死体でつまづきながらも、ふらつく足取りでそれを手に取った
「あ?」
そこには丁寧な文字で、自分の安全の保証と、小さな金色の琥珀が添えてあった。
「何だよコレ」
太陽に透かしてみせると、キラキラとして何だか使用人のあの綺麗な髪を思い出させた。
「……ふぁあ、」
眠くなって布団へ戻る。
手紙と琥珀を持って。ふと、その手紙の裏に別のことが書いてあるのが見えた
[Io divido da Lei.]
「…は、」
思わず起き上がって何度も何度も読み直す。