REBORN!2
□自分犠牲主義者2
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「ベルフェゴール、ここへ来なさい」
いつもジルばっかり可愛がるクソババァは俺の前で椅子に座り、自分の目の前を目で指した。
「何?」
「貴方、お兄様に何をしたか分かってるの?」
「ししっ、まーね」
得意げに微笑んで見せる。
ババァは疲れたように腰掛けに背中を預けた、そうとうショックな様子だ。
「奥様、お話の途中申し訳ございません。」
「…ええ、何?」
「ベルフェゴール様のご命令でベルフェゴール様直属の使用人とならせていただきました。」
ババァの顔つきが変わる。
俺を睨むように見て狂ったように叫びだす
「ベルフェゴール!貴方、ジルだけでなくこの子までをも私から奪う気なの!?」
「…はぁ?こいつは元々俺のだし」
しししっと笑うとババァは頭を抱えて泣き始めた。
女ってのはすぐ泣くからうっとうしいんだ