図書室
□戦国最強の称号
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時は戦国―…。
ここ中国の地は、雲1つ無いという晴天で―…
毛「ふむ。今日もいい日輪だ。」
日輪もバッチリでありました。
戦国最強の称号
いくら良い天気であってもさすがは一国の主。
今日も緑が鮮やかな毛利元就は、室内で黙々と次の戦の策を練っていた
毛「ふっ。我が策があれば天下など容易い」
軽く自分の策に酔う毛利…。
するとどこからかドタバタと足音が―…
その足音は毛利の部屋のまで来たかと思うと勢い良く襖が開かれた
親「お〜い元就、居るかぁ?」
毛「居ない。帰れ。」
親「泊≠チ( ̄□ ̄;)!!」
堂々と入ってきたのは、通称(自称?)鬼ヶ島の鬼・長曾我部元親である
親「いや、チョット聞いてくれって!」
毛「……何の用だ。下らない内容ならば斬り捨てるぞ」
親「実はさっき釣りしてたらすごいのが釣―…」
毛「ふむ、そうか。海に帰してこい」
親「剥ナ後まで言わせて!!」
元親の話など全くといって聞く気がない毛利。その証拠に、毛利の視線は手元の資料から離れてはいなかった
親「…わかった!俺の言い方が悪いんだな!?
じゃあ元就―…戦国最強の称号に興味は無いか?」
毛「っ!?」
元親の真剣な声に、さすがの毛利も反応を示す
親「戦国最強の称号はどうやって手にできるのか…
それはその称号を持ってるヤツに聞くのが1番手っ取り早い…
と、いう訳で連れてきました!
本田忠勝でっす☆」
毛「帰してこい!!」
即答
親「何だよぅ。
元就は飼い主に捨てられ、不安気な子犬を見捨てるっていうのか!?
…見捨てるなんて、俺には………っ!!!!」
毛「どこが子犬だ。」
確かに(笑)
そう言って仕事を再開し始める毛利に、元親は尚話し掛ける
親「いやね、例えだから例え。
ほら、雨に打たれ震える子犬っているだろ?あんな感じで、海水に濡れた忠勝に見つめられてみろ…。まるで捨てられた子犬のようじゃないか!!!?」
毛「いや、どう考えても子犬というのには無理があるだろう。
とりあえず元の場所に戻してくるか、飼い主に返してこい。」
親「博q犬は認めなくても捨て犬扱い!?」
毛「そしてお前も帰ってくるな」
親「俺も!?<(O言O;)>」
さすがに落ち込む元親は体育座りをしていじける始末。
そして、そんな元親を慰めるように肩を叩く忠勝
ポフッ(←肩を叩く音)
親「忠勝…お前ってやつぁ…グスッ(感涙)」
毛「はぁ…。(呆れ)
そもそもお前、釣りの話をしに来たんじゃなかったのか??」
親「いや、うん、あの、だからね、
最初っから言ってるじゃん。すごいの釣ったって。」
毛「狽アいつ釣ったんか( ̄□ ̄;)!!
お前ひどいな。そして忠勝
お前本当にいい奴だな。」