図書室
□戦国七不思議
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ミーン、ミーン、ミーン…
夏真っ盛りな今日この頃、武田軍・真田幸村は夏の厳しい暑さにも負けず鍛練に励んでおりました。
そしてそんな幸村を木陰から見つめる男が1人―…同じく武田軍の忍・猿飛佐助である
「旦那〜鍛練も程々にしないと倒れるよ〜」
「なんのこれしき!!暑さなどには負けん!!!!」
佐助の忠告も聞かず、幸村は尚も鍛練を続ける。夏の日差しが幸村の流れる汗に反射してキラキラと輝いていた。
そんな幸村に佐助は呆れつつ苦笑いが漏れる
「まったく…見てるこっちが暑くなるっつ〜の」
「じゃあ涼しくなることでもしないかい??」
「狽んたいつの間に現れたぁ!?<(O言O;)>」
いつの間にやら現れた何とも派手な格好をしたこの男・前田慶次は、驚いてる佐助を気にも止めず「よっ」と爽やかな笑顔を向けた。
慶「いやぁ最近ヒマでさぁ、それにこの暑さだろ?ちょいと涼しくなりたくてね。」
佐「涼しさをここ(武田軍)に求めに来るのは間違いだよ。
何てったって周りの温度を上げる男が2人も居るからね。」
幸「狽ネんと!!その様な者が居たのでござるか!!」
佐「1人は旦那のことだよ。」
ちなみにもう1人はもちろん武田信玄です
鍛練を切り上げた幸村は、佐助と慶次が座っている木陰へと腰をおろした。