図書室
□闇鍋だよ☆全員集合!!
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「今日は遠い所から来て頂き、ありがとうございまする」
「遠慮せず、どんどん食べて・飲んで・語り合ってくだされ!」
今日は戦国一のおしどり夫婦・前田夫妻の結婚記念日である。
各地から名のある武将達が招かれ、今日ばかりは戦のことを忘れ、皆和やかに酒を飲み交わしていた
幸「ぬぉぉお館様ぁ!某もお館様と杯を交わしたいでござるぅぅ!!」
佐「旦那はいつもお館様と一緒なんだから今日くらいは上杉に譲ってやんなって」
この見た目にも熱い男、真田幸村は嫉妬の炎に燃えていた
佐「狽、ぉあっ!熱っ!!
旦那!オーラなのに何故か熱いよ!!
…ってか存在が暑苦しい」
幸「ひどっ<(O言O;)>」
佐助の一言ですっかりおとなしくなった幸村のもとに、酒を片手に男がやって来た。
政「Hey!久しぶりだなぁ。今日は飲み比べで競うか?」
幸村と対照的な青の服装、眼帯、そして異国語…そう伊達政宗である。
そしてまたもう1人、眼帯をした男が3人のもとにやって来た
親「おい飲み比べかい?だったら俺も混ぜてくれよ。海の男は酒に強いぜ」
幸「おぉ!政宗殿に長曾我部殿!!
やはり眼帯同士は引かれ合うのでござるな」
政・親「「矧ヨ係無くねぇ!?」」
やはり眼帯同士は息ぴったり
佐「まぁまぁ…
とりあえず飲み比べは遠慮させてくれない?旦那、そんなに酒に強いほうでもないしさ」
政「ハッ、折角のpartyなんだ、楽しもうぜ」
親「酒が飲めなきゃ男じゃねぇよ」
佐「………。
俺さぁ、別に予知能力があるわけじゃないんだけど、飲み比べを始めたらまず真っ先に旦那が酔い潰れて、しかもその後も2人が飲み比べを続け、結局3人して酔い潰れるって状況が頭から離れないんだよねぇ…。しかもその場合、3人を介抱する被害者は誰だと思う??
そう…この俺だよね?」
政「狽謔ァし!飲み比べはstopだ!!」
親「あたぼうよ!別に酒を飲まなくても男は男じゃねぇか!!」
佐助の説得により飲み比べを諦めた2人―…
親「じゃあ俺は久しぶりに陸の料理でも味わうとするか〜
って食い物無くねぇ!?
え?何これイジメ!?」
政「An?変だな…
確か唯一の前田のセリフに“食べる”って言葉入ってたぞ。」
佐「う〜ん…
でも実際無いよね。竜の旦那が聞き間違えたんじゃない??それかあれだよ、旦那
若年性痴呆症だよ。」
政「狽ケめてアルツハイマーって言って!!」
佐「旦那アルツハイマーだよ」
政「マジで言ったし!(+△+;)」
え??何で戦国時代にアルツハイマーって言葉があるかって??そりゃあこの小説がギャグだからだよ(笑)
幸「大丈夫でござるよ政宗殿!!ちゃんと食べ物もあるでござる。
………味噌とか醤油とか」
政「それ調味料って言うんじゃねえ?」
幸「マヨネーズもあるでござるよ」
政「聞いちゃいねぇし」
親「おいおい一体どういうことなんだ??何で酒と調味料しかないんだ??」
佐「やっぱあれだよ…
アルツハイマー」
政「お前何でもそれで片付けるな」