五年生×兵太夫

□雷蔵×兵太夫
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真っ赤な瞳とかち合う

涙に濡れる綺麗な瞳

「・・うん」

ただ、返事のみする・・・肯定でも、否定でもなく

「っ・・・!?雷蔵せんっ・・・ぱい!」

怒ったのか、袂を強く握られる



兵太夫の言いたいことは判る

判ってるんだ・・・

ただ・・・答えは出したくない・・・

一つ、深呼吸をして

ふわりと、支えるだけの軽い抱擁

強くは抱けない

「うん・・・」

判りきっている、答えを出す事の怯えが・・・僕を惑わせる
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