五年生×兵太夫

□鉢屋×兵太夫
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鉢屋×兵太夫

「危ない!!」

「っ!雷蔵先輩?」

一年は組の生徒何人かがタチ悪い山賊に捕らわれた為、学園長が僕を含む何人かで救出隊を結成した

山賊制圧は順調に進んだが、そのうちの一人が逃げると同時に保管していた火薬に火を放っていった

そして僕は爆発寸前の火薬庫の中で

目的の人物の一人である笹山兵太夫を発見する

笹山を庇う様に引き寄せ点火しかけている火薬庫から急いで脱出する

「―っ!?」

火薬庫から出て数歩走ったところで爆発

火薬庫の破片が僕の背中を強打する

「雷蔵せんぱい!?」

涙目になりながらこっちを見る笹山

「だっい・・・じょうぶだよ、ささやま」

まだうまく息が出来ない為途切れがちになってしまう声

僕は安心する笑みを笹山に与えられているだろうか?

「鉢屋せん・・・ぱい?」
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