五年生×兵太夫
□兵助×兵太夫(2)
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兵×兵(2)
―っ!そう言えば、久々知先輩火薬委員でしたよねっ!?
と、昨晩握り飯を思いっきり握って俺を見てきた兵太夫
その迫力に少々吃驚しつつ頷いたら
―最終チェックお願いしても良いですかっ!!
と、暗記で覚えた分量による調合比率と作り方が間違ってないか、ソラで言えるようになるまで、結局あの後空が明るくなるまで食堂で付き合った・・・
そして放課後・・・
「なぁ伊助、抜き打ちテストの結果どうだった?」
火薬の在庫チェックをしていた時に眠い目を必死に覚まし、伊助に聞いてみると
「何でそんな事知ってるんですか?」
と言う答えが吃驚した顔と共に返ってきた
「まぁ、とある筋から・・・」
別段隠す必要は無かったのだが、何となく
昨日から今朝にかけての事は秘密にしておきたい自分が居た
「でも、昨日のは抜き打ちテストって言うか・・・抜き打ち予告ありのテストだったんで・・・まぁ皆そこそこ取れたと思いますよ?」
とある筋からに、深い追求はなくて、ちょっと安心
「ふーん・・・」