イベント限定

□ハロウィン
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『Happy candy』現パロ 幸趙♀


「子龍さん、トリック オア トリート」


恋人が仕事から確認し、待ち伏せしていた部屋から出てきて幸村が言った。

クラスメイトの女子から借りた犬耳を着けて。





恋人が動かない。



「しっ、子龍さん?」

「幸村くん…、可愛いっ!」



抱き着かれて、頭を撫でられたりする。





でも、これでは本来の目的が達成出来ない。





「子龍さん、トリック オア トリート。」


「あっ、ごめん。お菓子持ってないや。」



鞄やポケットを探す趙雲は可愛かった。



「悪戯決定ですね。目を瞑って下さい。」

「んっ。」

「それで、貴方もトリック オア トリートと言って下さい。」

「とりっく おあ とりーと?」


すると趙雲は唇に暖かいものを感じた。


幸村の唇だ。




「あっ…ふぁ。」


口を開けられ、中に甘い味が広がった。


それは甘酸っぱいレモンキャンディー



幸村が唇を離す頃には、レモンキャンディーは大分小さくなっていた。



「悪戯、完了しましたよ。」

「なんでレモンキャンディーなの?」

「ファーストキスは、レモンの味がするって聞きました。」


恋人なのにまだ、キスさえしていない。



そう言うと、クラスメイトの女子が協力してくれた。





「キスなら何時だってして良いよ。」


「///なっ……。」



出てきた余裕の言葉。
どうやら、この恋人は自分を子供にみてる節がある。



この歳の差をどうにかしたい幸村だった。







終わり
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