無双BOOK

□面影
5ページ/7ページ




――――――――――――――――――



私は盟友の孫権殿の妹君をめとる為に趙雲を護衛に呉に向かった。


その時、周瑜殿の隣に居た陸遜殿と言う有望な若者が居た。


陸遜殿は趙雲に一目惚れし、その気持ちに趙雲が応えて

私達も賛同した。



陸遜殿…まだ若く、あれと釣り合うには後、幾年かは掛かるだろう。
赤い服に丁寧な言葉使いにまだまだ幼い顔立ち。

まだまだ幼い顔立ちに大人のような表情を浮かべ、趙雲と一緒の時には途端に笑顔になったり、今でも思い出せる。

幸せそうだった二人が。



私が破ってしまった。



二人の幸せを………。





――――――――――――――――――
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ