無双BOOK
□面影
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気になって幸村は星彩に聞いた。
「趙雲殿…私に誰かを重ねている気がするのですが…。」
「あの人には夫が居たのよ。」
幸村は星彩に聞いて趙雲が既婚であることを知った。
「私は会ったことが無いからあまり解らないけど…殿なら知ってると思うわ。」
「そうですが…星彩殿、ありがとうございます。」
去っていく幸村に星彩は呟いた。
「彼も…貴方も…趙雲殿の傍に居れないなら……夫にならないで。」
呟きは突風により溶けた。
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