無双BOOK
□奇跡の結末
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花見と買い物を満喫し、
二人は幸村の邸に戻った。
「幸村殿、これ…」
「趙雲殿、これ…」
二人は同時に相手に小さな紙袋を渡す。
そして、笑う。
やることが同じな恋人。
趙雲は幸村に、首飾りと赤い硝子の指輪を渡す。
幸村は趙雲に、首飾りと青い硝子の指輪を渡す。
『うぉーあい ゆきむら』
『すきです しりゅう』
首飾りと指輪を合わせて、一つの愛の言葉が生まれた。
「「(でも…これだけは私だけですよね)」」
二人は密かに買った指輪を見る。
同じ行為をしてもこれだけは自分だけだろうと思っていた。
幸村は青い硝子の指輪。
趙雲は赤い硝子の指輪。
裏面には恋人と自分の名前。
それに気付いたのは、また別のお話。
終わり