無双BOOK

□奇跡の結末
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ああ、やはり奇跡だと幸村は思った。




恋敵の誰もが居ない。



居るのは、家族や恋人や友人達と花見をしている民達だった。


皆が微笑ましげに二人を見ているだけだった。




河に流れる桜の花びら。



二人はうっとりと眺めてしまう。



遠出では無い、近場で二人きりは初めて。



いつもは、邪魔が入るから。
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