novel(ワンピ)
□落ち着く場所
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それはまだ、春を少し過ぎた5月頃…。
人気がない場所に少し大きめの立派な桜の木。その木は、他の木々に囲まれていて村からみたら分からない森の中。
少し大きめの桜の木のそばは、小さめの広場みたいになっていてその近くに広場より少し大きめの湖がある。
そこはそんな場所だった。
「ぅらぁっ」
ぶぶぅんっ
「はっ」
しゅっ
バチィッッ
そこに2人の子供が竹刀を手に戦っていた…。
1人は緑色の髪の少年。緑の髪は短く、2、3センチぐらいの長さで、目は少し切れ目で鋭い。
両手に竹刀を持ち、相手に竹刀を打ち込んでくる。
もう1人は黒髪の少女。髪はショートヘアーで、背は少年より少し高く、真っ黒な瞳は大きく、けれど鋭く相手の動きを見ている。
両手で竹刀を握り締め鋭く竹刀を振り相手の攻撃を弾く。