没落貴族の人生大逆転 完結

□辺境地任務
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「長期任務行ってらっしゃい。」
翌日、準備を整えたマルクスさんが箒と荷物をまとめてくれた。
「はい!」
リュックを背負い、箒に乗る。
「くれぐれも怪我なきようお願い致します。」
「はい。」

箒に乗り、地図を見る。
「えーっとまずは、魔法帝の代わりにお墓参り?」
また、変わった任務だな。

小さな村に降りる。
「魔法騎士団のザラ、イデアール、、。」
墓石を見つけ、墓にお祈りする。
「誰だよ。ザラの墓に何か用事があるのか?」
口元を黒い包帯で巻き、細身の長身、赤髪の目付きの悪い男性が立っていた。
「すみません。魔法帝の使いで 、サクラパルテミアと申します。」
「パルテミア?あの真実魔法を使う伝説の一族?」
「今や没落みたいなもんですよ。」
「で、ここに来た理由が魔法帝の使いと。」
「ザラ、イデアールさんのお墓参りとその息子さん、ゾライデアールさんにお手紙を届けてもらう任務です。」
「なるほど。ゾライデアールに、ね。」
「あなた、ゾライデアールでしょ?真実魔法の私に嘘ついたら大変だよ。」
「、、みたいだな。」
ゾラが手紙を読み終わる。
「ふん。なるほどな。」
「それでは、私は次の任務でダイアモンド王国に。」
「待て。」
「何でしょうか?」
「魔法帝からの命令だ。 サクラの任務のサポートだと。」
「あ、ありがとうございます。」
こうして、ゾラが仲間に加わった。
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