爆発的な恋人

□仮免から
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公安には定期的に公安からの評価がある。
ホークスもブロッサムも公安ではないが、何故か強制的に受けさせられている。
「ホークス、事件解決数も支持率も高いわね。それに比べてブロッサムは、、まぁ、その調子でヒーローもしながら我が道を進めばいいわ。」

「毎度この時間勿体ないと思わない?ケイゴ君?」
「愚痴愚痴いいたい年頃なんじゃね?」
「スピード命のケイゴ君にしては甘いね。何さ、我が道?馬鹿にしてるんかい。」
2人で博多行きの新幹線に乗る。
「まぁまぁ。事務所帰ったらツクヨミとブロッサムのささやかな歓迎会するからさ。あ、誰?イナサって。」
イナサくんから電話がかかる。
「仮免補講、無事合格したっす!デートして欲しいっす!」
「あ、あの、、イナサ君。私、今から博多なんだ。だから、暫く出来ない、、。」
「なら、俺が博多に行くっす!」

というわけで何故か博多に来たイナサ君とデートをする羽目になった。ホークス付きで。ホークス付きで!!
「なんで、ホークスがいるんすか?」
「 菜々ちゃんの護衛。」
「これじゃ、デートにならないっす!」
「い、イナサ君!わざわざ博多まで来て貰ったんだよ。どこか行きたい場所ある?」
「太宰府天満宮行きたいっす。」
「じゃ、連れて行ってあげる。」
ホークスが羽根を広げ、2人を運ぶ。
「なんか、、デートって言うより救助みたいっすね。」
「ね、、。」
「太宰府天満宮は、菅原道真が京都から博多の太宰府へ流刑になってね。ここは、道真の墓の上に作られたんだ。厄除け、学問、至誠の御加護があるんだね。」
「へー、誠ってカッコいいね。お守り買っちゃおか?」
「素敵な響きっすね!俺もお守り買うっす!」
「デートって言うからどんなかと思ったけど健全だ、、。俺も買う!」

「次はどこ行きたい?」
「白糸の滝行きたいっす!」
なんだかこうして見るとイナサ君とケイゴ君のデートみたい、、と思える 。
「あそこ、涼しいからいいよー。さ、捕まって。」

白糸の滝
「おーっ!マイナスイオンっすね!気持ちいいっす!」
「ほんと。涼しい〜。あ、川遊びしよっ!」
「そっすね!魚捕まえたら焼いてくれるって!俺頑張るっす!」
ホークスが黙って見つめる。
「あれだね。イナサ君と 菜々ちゃん、雰囲気が似てるね。」
「そっすか?嬉しいっす!」
「確かになんだか似てるね、私たち。」
「じゃ、少しいいとこ見せるっす。刀風、暴!」
川で泳いでいた魚達が風に煽られ、川岸に打ち上げられる。
「おー!大量!じゃ、俺も風切!」
ホークスも負けじとさらに倍の魚を打ち上げる。
「ちょ!待って!そんなに食べられないし、魚が可哀想!」
菜々 が何匹か川へ戻す。
「あ!何してるんすか!」
「必要以上は取らない。」
「!ご、ごめんなさいっす!」
「じゃ、この子達は川に返すとして。こっちは有り難く頂きますか?」
「そうしましょう!イナサ君、コンロ借りてこよう!」
3人で魚を食べる。
「デート、、だよね?これ?」
「自然で食べる魚は美味いっす!」
「いいねー。塩焼きうんまっ!」
「、、、健全だなぁ。」
「次はキャナルシティ博多でブロッサムとお揃いTシャツ買いたいっす!ほら、汚れたでしょ?」
「あっ、ありがとう。」
キャナルシティの雑貨屋に入る。
「んー、イナサ君は、やっぱり、黒が似合うかな?サイズこれとか?」
「じゃぁ、ブロッサムは、ピンクにするっすか?ホークスは、グレーっすか?」
「お。俺にも買ってくれるの?ありがとう。」
「いいね!ケイゴ君似合ってるよ!」
3人でキャラクターカフェに寄る。
「うんまっ!デザートピザうんまっ!」
イナサ君がパクパク食べる。
その後、イナサは噴水ショー見て屋台でラーメン食べて帰った。

「いや、健全だなぁ!」
「何を考えてたんですか?ケイゴ君?」
「えっ、いや、うーん、、。」
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