爆発的な恋人

□嵐の前のユニバ
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ユニバーサルシティ駅を出るとポップコーンの匂いが漂う。
「うぉー!ユニバだー!」
切島君がはしゃぐ。
「おい、あれ、ハリウッドドリームじゃね!ゴリラいるぞ!」
てつてつくんもはしゃぐ。
「 菜々。俺は先にトイレに行ってくる。」
「あ、うん。そうだね。混むから先にいこう。」
全員が先にトイレに行く。
かっちゃんがトイレから出てくると既にみんなで撮影会が始まっていた。
「わ。シティウォークの2階にヒーロー専門ショップがあるっ。後で寄ろうぜ!」
「了解です。」
地球儀の前で全員で撮影をする。
「いや、撮影ばっかだな!」
かっちゃんがつっこむ。
チケットを見せ、ユニバに入園する。
「おー、行こうぜ!爆号!ハリウッドドリームからだろ!」
「80分待ちかよ、、」
「 菜々ちゃんは、どうするの?」
「私は、まだすいているターミネーターから行くよ。」
「俺もそっちで。」
というわけで、かっちゃん、切島君、てつてつくんは、ハリウッドドリーム、それ以外の3人はターミネーターに行く。

「1番遠くから来た方ー!赤羽根のあなた!」
「博多っす。」
「まーっ、地味なとこから来たのね?」
綾小路れいかさんとホークスの茶番もうけ、ターミネーターを堪能する。
「お、思ったより煙幕凄かったな。」
常闇君が眼鏡を返す。
「いやー、楽しかったね。だだんだんだだん!」
ホークスは、普通に楽しんでる。
「お。スペースライド、今なら空いてるみたい!行く?」
「俺は爆号達のハリウッドドリームに行ってくる。」
常闇君がスマホを見る。
「常闇、来いと。」
「了解!じゃ、後でねー。けいご君は?」
「俺は 菜々ちゃんと一緒にスペースライドかな?その後パレード見てスパイダーマン行こうよ!」
「はい。」
「?何?」
 菜々がニコニコとホークスを見る。
「けいご君は、はじめての遊園地、楽しんでくれて嬉しいなって。」
「、、覚えてくれてたんだ、、。」
「さて、時間はない!早く行こっ!」
ホークスの手を握り、走る 菜々。
「う、うん!」
スペースライドで目が回りながら、パレードでかっちゃん達と合流する。
「ホークスの分も買っておきました。」
常闇君たちがアイスを差し出す。
「まじ?ありがとう。いくら?払うよ。」
ホークスと常闇君がアイスの清算をしていた時、
「かっちゃん。何味?」
「バナナチョコ。ん。」
かっちゃんが 菜々に自分のアイスを差し出す。
「ありがとー。一口もらっちゃう。ん。美味しい。」
 菜々がかっちゃんの持つアイスを食べる。2人のさりげないいちゃつきに切島もてつてつも常闇もスルーするがホークスは、目を細める。
「 菜々ちゃん。俺のもあげる。はい、あーん。」
「あ、頭キーンってなった、、。」
「ヘラ鳥!近づくな!」
かっちゃんの怒号が響く中、パレードが始まるとみんなで拍手をする。
「やっぱユニバ楽しいね!かっちゃん。」
「、、、ん。」
かっちゃんは、満更でもない顔をする。
「ん?私とかっちゃん?」
キャストが 菜々とかっちゃんに声をかけて一緒に踊ろうと手を振る。
「行こうよ、かっちゃん。」
「、、、ん。」
「爆号、踊るのかよ!?」
切島とてつてつが笑いながら2人をスマホで撮る。
「そして、爆号!ダンスうっま! 菜々ちゃん、さらにダンスうっま!2人ともステージ上げられちゃったし!」
曲が終わり、キャストに声を掛けられる。
「NICE!」
「いやー、いい汗かいたねー。さすが、2人で音楽教室とダンス教室通っただけあるわ。」
「久しぶりだな。」
かっちゃんが手を差し出す。
「ん。ありがと。かっちゃん!」
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