case.1「仮面病」
坂城 雄二
→仮面病を発症する以前、彼には家族がいた。
幸せな家庭を築いていた彼であったが、この仮面病を発症したことにより全てを失った。
愛していた家族からは「化け物」と罵られ、医者からは「手の付けようがない」と見放された。
周りの人間にもこの仮面病は伝染するため、彼の近くにいた親しい人間は皆離れていった。
絶望した彼は、病のせいで失った表情と長い時と共に感情もなくなり、今は小さなボロアパートで一人暮らしをしながら孤独な日々を過ごしている。


case.2「飴喰病」
小日向 零
→幼い頃から甘いものが好きでよく口にしていたが、この奇病を発症してから頭の回転が早まり発症当初は特に問題はなかった。しかし、常識外れの頭脳と異常な糖分摂取量に職場の同僚や上司から距離をとられ、離れの研究室に追い込まれた。
孤独に慣れてしまった彼は1人、今日も飴を齧りながら研究に勤しんでいる。

case.3「バグ病」
アルバート・D・トレヴァル
→大手IT企業のトップとして手腕を奮ってきた彼であったが、体から発せられた突然のノイズ音から発症が発覚。まだ常人のように話すことは出来るが、会社の人達から煙たがられて今は自宅でテレワークをする形で仕事をしている。

case.4「薔薇病」
赤羽 秀
→幼い頃にこの病を発症、悲しみと絶望からか両親は虐待をし始めた。身体中に茨模様の刺青を無理矢理彫られ、化け物と罵られながら暴力を振るわれる日々だった。やっとそんな親の支配から逃げ出すことは出来たが、胸から薔薇が咲きそうになっており…。何とか治療する術を探している。

case.5「縫合病」
カミロ・ガルシア
→今でこそ明るい性格だが発症当初は苦労したという。1晩を約束した相手へバラバラになった体を見られて騒がれたり、シャワーを浴びるだけで足が取れたりした。病院に幽閉されかけたところを抜け出し、隠せる範囲で縫合跡を包帯で隠してながら日常を過ごしている。

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