陰の間


□愁いなき空へ
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手を伸ばした 空を掴むために
手を伸ばした 空に届くように

本当は誰かと一緒にいたいのです…


叫んでも この声は
誰にも届かないと知っているから

手を祈るように握りしめる
愁いのない空へと羽ばたきたくて

また空虚を掴む
そして虚しさを知る


臆病な心はいつも後退り
誰でもない人に励ましのエールを…

本当は私のためのエールなんです


どんなに小さな欠片でもいい
私の声を、本当の声を拾って

言葉など いらないから

代わりに片隅にでも
どうか覚えておいてください



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