陰の間
□いのり
1ページ/1ページ
キミの唄はとても優しくて、
綺麗な唄だ
氷のような透明感
ステンドグラスの様に
不純物ない唄
その唄で私は何度も励まされた
伸びやかなビブラードに
儚く響く、淡い歌声。
甘美される心で
一気に引き寄せられたっけ?
再び君の歌を聞けたんだけれど
どうしてか?
かなしく思えてしかたなかった…
歌声は 前のキミと変わらないのに…
どうしてか?
かなしい表情に見えて
しかたなかった。
まるで、教会で手を合わして
祈るような…
そんな思いが込められた
優しくも 切ない唄だった。