華の間


□価値観の相違と人権蹂躙
1ページ/2ページ

仲間はずれにされている子に対して
『生きる価値はない』と
おかしなことを言っていたんだ
だから僕はこう言った…


『君はその子に
生きる価値はない』
と言ったけどさ…

それは
『君が(いだ)いている
その子への価値』だよね?

つまり、
『君が勝手に
その子の価値を決めてしまってる』

それらの意味を踏まえて
君風に解説すると、だ…
『俺はお前が嫌いだ!』
そう思ってしまってるから
『お前に生きる価値はない!』
と言ってしまったんだよね?

けどさぁ、それは…
『君からすれば
その子の価値はない』
ってことだよね?


だったら逆に考えてみてよ
『客観的に見たら
その子にだって 十分「価値」が
あるかもしれない』じゃないか
そうだろ?

それに、逆もしかりだ!
『その子から見たら 君の価値も
どう思われているか
わからない』よね?

こういうのを、
『価値の相違』と言うんだよ
まぁ、要するに…
『価値観なんて人それぞれ』


【だったら別に、
お前に生きる価値はない、と
言ったっていいだろ!?
なにも問題はないはずだ!!】

いいや、それもおかしいよ!
そんなの大問題だ!!

だってそれは
人権蹂躙(じんけんじゅうりん)』になる
端的に言うと
『その子が生まれながらに
持っている人間性を
踏みにじり、傷つける』ことになるんだよ
そんなのは『ただのいじめ』
でしかないよね?


解りやすく説明したつもりだけど、
ちゃんと納得してくれたかな?
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ