華の間


□永久の誓い
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逃げ道の言い訳を述べ
向き合う事を臆した

「もうキミといるのは疲れたよ」
と言って

拒絶して
遮蔽(しゃへい)したのは
キミとの繋がり

キミはいつだって
私に笑いかけてくれていたのに
私はいつだって
キミを傷つけてたね


「お前なんて…大嫌いだッ!」


ここで話し合えれば
良かったんだ…


キミを突飛ばして
邪険にし 遠ざけた

私はいつだって
キミの声を
聞いてあげられてなかったね…

キミはいつだって
励まし 支えてくれていたのに
私はどうしてキミを
手放してしまったんだろう…


キミを探すために
色んな人を訪ねて
色んな国を巡って
色んな場所に行った

そしてようやく
キミに出会えた…


「ごめんなさい…」と
私は呟く


でもキミは
「気にしないで。
怒ってなんかいないよ。
それよりも笑って!
あなたが大好きだから」って


こんな時でも気遣ってくれた


ようやくわかった気がするよ

キミが諦めずに
私を信じ続けてくれていたから

キミが諦めずに
私を愛し続けてくれていたから

だから私はまた
キミに
出会えることができた

初めてキミに
触れられた気がするよ


「もう絶対に離さないから…!」


ようやく 見つけて
探し求めたキミは
あの頃と変わらない
笑顔を向けてくれて
凛としていて、少しだけ泣けた


「アナタに誓います」


幸せの鐘の音が響き渡り
二人を祝福してくれてました


「私はアナタの事を
一生 愛し続けると誓います」


こうして二人は
ようやく一つとなり
誓いのキスで結ばれるのでした


「心よ 愛してる」
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