しあわせ色
□春島・ノーザリー島
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わたしの人生にアンコールなど要らない
目を開けたときに映る情景が嫌いだ
あの人の温度を忘れてしまわないうちに消えてしまえたらどんなに楽だろうか
何度も何度も名前を呼ぶ
そこには答えなどなくて、
目をつぶれば今もあの人はいるのに
じわじわとじわじわと、
消えていく
薄れていく
忘れていく
声、顔、香り、指先の形、貴方の名前
あなたのいない温度に私は一体いつ慣れるのだろうか
明日なんてこなければいい
こなければいいのに
。
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