愛のはなし 拓斗×咲哉

□ふりだし2
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クリスマスの朝、俺は藤野の家の前にいた。
凍えるような寒い朝だ。
藤野の住所は八束先生から無理矢理聞き出した。
体育館倉庫から拓斗と由美が出ていき一人になり、暫く体の痛みと戦っていたが、ゆっくりと起き上がりトイレの鏡で見た目で怪我がないことを確認し八束先生に会いに行った。
あのタイミングのアナウンスで助けられたことにお礼を言い、まだ終わらせてないからと藤野の住所を聞いた。
無理だという八束先生に頭を下げた。
首が飛ぶよと苦笑する先生に、そんなことにはならないと約束をした。

「無茶するなよ。言っても聞かないんだろうけど」

そう言った先生に笑った。



藤野はきっと由美の画像を持っているはずだ。
それに廊下で話していたのを聞くと今日も誰か知らない女の子が餌食になる。
前に助けてくれたヒーローらしくない静江を思い出し小さく笑う。


藤野家のチャイムを鳴らす。
暫くして本人の声がして自分の名を告げる。
門扉が自動で開く。
立派な家だ。
玄関が開き藤野が面倒そうに出迎えた。

「画像を返してほしい」
単刀直入にそう言うと、持ってないと言ったがそう簡単には信用できない。
「由美の画像を全部消去したら、何でも言うとおりにする」
そう持ちかけると家の中に入れと言われ藤野の背中に着いていく。
広い家の中は静まり返っている。
「家の人は?」
「誰も」
「クリスマスなのに?」
「ああ、どっちも不倫してるからね」
軽く返されたが、こう言えるようになるまでにはどれ程辛い思いをし多くのことを諦めてきたんだろうと少し哀れむ気持ちが芽生える。
「だからいくらでも連れ込めるんだよね」
暗い笑みを溢す。

「今日は誰かと会うの?」
「約束してる」
「その約束、断って俺にしといてよ」
「は?またヒーロー気取り?」
「そういうんじゃないつもりでいたけど…そうだね」
「へぇ、ヒーローはヒロインの代わりに体を差し出すんだ。そんな話聞いたことないけど、面白そうだからいいよ」

藤野は俺の目の前で、約束の相手にLINEを送った。
何度かやり取りをした後で可笑しそうに笑う。
「嫌われちゃったみたい」
その画面を見せられると、クリスマスなのにドタキャンされて酷い剣幕で怒る女の子とのやり取りがある。
「子羊一匹食べ損ねちゃった」


藤野の部屋に連れていかれる。
何不自由なく生活してきただろう充実した部屋だった。
パソコンの前に連れていかれ、フォルダーを開くと昨日の由美の縛られた様子が映し出された。
「これ、中途半端でさ、編集したとしても使えないんだよね」
「削除して」
「はいはい」
カチッと削除していくのを眺めながらスマホにもまだ残ってるでしょって聞くと肩を竦めて、由美の画像を削除した。

「それで?どうやって俺の望みを叶えてくれるのかな?」
藤野の指が洋服の上から胸を撫で乳首の上で指を止める。

「望むままに」


そのまま広いベッドに押し倒された。





「男知っちゃうと、もう女と出来ないって嘘だろって思ってたけど、なんか分かるわ」
「あぅっ!やっあぁ」
執拗にアナルを弄られた後で藤野のペニスを受け入れ、抜き差しを繰り返される。
感じたくないのに淫乱な体は正直で素直に反応していく。
「本当に淫乱なんだな。こここんなにグチョグチョにして、穴ひくつかせて。すっげぇ、キツイ。何人もの相手してきたのにユルユルにならないんだな」
感心したようにペニスを弄られ孔襞をなぞられた。
「乳首も女みたいに感じるんだな」
後ろから回された指に乳首を引っ張られ嬌声をあげながらのけ反る。
「やべ。すっげぇ、締まった。ほら、鳴けよ。もっと締めてみな」
グニグニと押し潰され摘ままれ、キュンキュンと内壁が絞まるのが自分でも分かる。
面白がって何度もつつかれ、ピストンまでされ射精したくなる。

「あっ、あ、いくっ」
「はぁ?ダメだろ、先にいっちゃ」
ぎゅっとペニスの根本を掴まれ、アナルから藤野が抜いた。
ひくひくと孔が蠢く。
「なんか、面白いね。欲しがってんのかな、ここ」
指を孔にあてがって引くつく様子を楽しむ。
「あっ、やだ…それ、やめ」
「なんで?欲しくて堪らなくなるから?」
グッと指を挿入されて嬌声が漏れる。
根本を指で締め付けられているから射精も出来ず涙が滲む。

「いきたい、いかせて…」
「ダメだよ。もっと楽しませてくれなきゃ」




ベッドヘッドの木枠の部分に紐で両手を縛られ四つん這いのまま尻をつき出す。
藤野はカメラをセッティングする。

「じゃぁ、男の子のアナルの研究をしてみたいと思います」
ナレーションを挟みながら体を弄られる。
「調べてみたところ、達きそうになる寸前にペニスを抜いて孔を拡げると、すごい音を立てながら生き物みたいに欲しがるってあったんだよね。本当かどうかやってみますね」
まずは潤滑剤をたっぷりと入れます、と容器のままアナルに突っ込まれグチュっと音をたてて液体を注入する。
「っんんっ」
「これだけでも感じるんだね。じゃぁ、じっくりと施した後なんでペニスを挿入します」
腰を掴まれ水音を立てながら挿入してきた。
「腹の方に向かって5センチくらいの奥にコリコリしたところがあるらしいので探ってみます」
ゆっくり腰を突きだしくるくると内壁を探られる。
「っあっ、やだ、あっあっ」
「ああ、ここてすね。本当になんかコリコリっていうのかな?ペニスの先でも分かります」
「あっあっ、やめっ、はぅ、いくっ、いきそ」
「はい、抜きまーす」
「あんっ、あっ…っ」
ズチュっと勢いよく抜かれ両方の指が入り口を左右に拡げる。
今までされたことのない感覚に腰を高く突きだし喘ぐ。
「うわっ、すごい」
ズッチュズッチュと水音をたてながら内壁が開いたり閉じたりする様子を藤野に伝えられる。
「なんか食べたそうなので餌を与えてみようと思います」
蠢く孔に固い異物が添えられるとうねり飲み込むように異物が中に侵入してくる。
「すごい、まるで引っ張られてるみたいです」
藤野は軽く添えただけなのに吸い込まれるように中に入っていったのを可笑しそうに言う。
「何が入ってるか分かるかな?太いマジックだよ。きっと色んなもの入れてきたんだろうね」
マジックを勢いよく抜き差しされ、またいきそうになると抜かれ、同じように孔を開かれる。

「これはどう?」
グッキュッと音を立てて中に押し込まれた異物はボコボコとして内壁を擦り付ける。
前に父親に入れられたアナルパールのような感覚に喘ぐ。
「ビー玉をスキンに積めたんだ。これ、女の子にも人気なんだよ」
ゆっくりと抜き差しが始まる。
クチュリと一つが飛び出す度に締め付け可笑しそうに数を数える。
最後の一つを体内に残したまま抜かれると思ったらまた中にグチュグチュと押し込まれ、スピードを増していくと髪を振り乱して見悶えた。
「あっ、あっ、おねが、」
「いきそう?だめだよ。まだまだ」
ビー玉を入れたスキンを思いっきり抜き取る。
「あっ、んっ、あぁぁぁっ!」
孔の入り口を刺激され射精した。
「あー、しまった。ボコボコした形状のものって入り口を刺激するから気を付けないといけなかったんだよね」
残念そうにビー玉を見つめ、用なしとばかりに床に放る。
「じゃぁ、俺も達きたいので」
よいしょ、と腰を抱かれまた藤野のものを入れられ強く打ち付けられ中に射精された。
熱い液を奥にぶつけられビクビクと痙攣する。
「やらしい。孔から俺のミルクが溢れてくるよ。たっぷりと飲ませちゃったからね」
孔をキュッと絞めるがたらりと溢れていく。
「じゃぁ、このミルクを溢すエロい孔を見ながらお別れです」


藤野は立ち上がりカメラの操作をする。

「ほんと、やらしい体だね」
そう言うと、そのままペニスの形をした玩具を突き立てられスイッチを入れられたまま放置されシャワー浴びてくると部屋を出ていった。
一人になり止まらない喘ぎを漏らしながら、いつまでも続く拷問に耐えるしかなかった。
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