dream

□テオ2
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絶頂の余韻に浸るミカウを胡座の上に乗せ彼女の呼吸が落ち着くのを待っていたが、テオ自身がそれを許さないとでも言いたげに熱を持ち膨張していた。
パンツを押し上げ、彼女の臀部に自身の猛りを主張するそれの存在を蔑ろにされるはずがなかった
『はぁーっ…♡はぁっ…♡テオくん…♡』
荒い息遣いのまま伸ばされた手が優しく雄を撫であげ、テオまで呼吸が荒くなりそうだった。
ファスナーを下ろし、下着からも出された逞しいそれを外に出してやると細い指が絡みつき緩やかに扱かれる
「…っ…挿れたい……」
耳元で切なく囁かれミカウは頬を染めながら、けれど嬉しそうに艶やかな笑みを浮かべて頷いた。
『いれて…♡』
立ち上がり先程と同じように壁に手をついた状態から尻を突き出す。
下半身が纏うのは黒のロングレザーブーツだけという違和感が逆な興奮を高めた
先走り汁で滑る雄を秘裂に当てがいそのままゆっくりと押し込んでいくと、卑猥に蠢く肉襞が雄に纏わりついてくる
「ぅく……っ……!」
『あ、んん……♡テオくぅ…ん…♡』
犬のように鼻を鳴らして悦びの声をあげる彼女の中へ根元まで差し込んだ雄を、今度はゆっくりと引いていく
ぬちゃあ…といやらしい音を立てて絶えず分泌されていく粘液が二人を繋ぎ、そして欲情を増幅させた。
次第に抜き差しの速度を上げていき、ミカウの嬌声と皮膚がぶつかり合う破裂音がけたたましく反響する
『あっ、ああ、ぁ!♡すご、いっ♡んッ、あ!♡』
「はッ…ミカの中も…すごい気持ちいいよ…っ…」
『ひ、ん…!♡おくっ…奥きもちいいのぉ…ッ!』
彼女が望む場所を狙うように一層強く深く差し込んだ雄が肉襞に締め付けられ、テオは眉間に皺を寄せた
それでも尚激しく腰を打ち付けることで二人は限界を間近に感じていた。
パンパンと響き渡る下品な破裂音に掻き消されそうなほどの小さな声をテオが洩らす
「うっ……ぅ…!…ミカ……ッ………やば、ぃ…かも…」
『テオ、くっ…ん…♡いいよ…ッ♡中に…いっぱい出して…♡』
胸を締め付ける愛らしい言葉に辛抱たまらず抱きつき、豊満な胸を鷲掴んだ
まるで獣の交尾のようにがむしゃらに腰を振って欲望を吐き出す瞬間を待った。
「あっ…あ…!だめだ……出る………ッ!!」
『ひゃあッ、ぅ…!♡いっぱい出してぇぇ…!♡♡♡』
排尿感にも似た感覚に従い、込み上げる欲望をミカウの中に注ぎ込む。
どくどくと排出される度に今までと比べ物にならない快感が全身を駆け巡り、テオは身体をぶるりと震わせた。
ミカウも同じように、体内で定期的に痙攣する雄の動きを感じ、最後の最後まで快楽の余韻に浸っていた。
やがて彼の吐き出しが終わるのだが、ミカウから自身を抜くことなくそのまま彼女と繋がりを持った状態でその場に座り込んだ
汗に濡れた銀髪を前に流し露わになった首筋へ口付けを落とす
『…?テオくん…?』
「えへへ…なんとなく、したくなっただけ」
行為の名残を感じさせる頬の紅潮を浮かべ、彼がにへらと子供のように笑い、それにつられてミカウも笑みを浮かべた。












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