dream

□ハーヴィー3
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ハーヴィーは違和感を抱いていた。

最近、テトとミカウが並んでいる姿よりも他の男が側にくっ付いてるという話を聞くことが多いような気がするからだ。
噂話の元であるキャロラインやジョディからは「若くて可愛い奥さんを持つと大変ね」なんてからかわれたりもするが、ハーヴィーにとっては深刻な問題である。
目の前でテレビに視線を送りながらワインを味わうテトを見つめ続けていると彼女も何かを察したのか、若干引きつったような顔でハーヴィーを見た
『せ、せんせ…?なんか顔怖いけど…どうしたの…?』
「あ、いや………」
核心に触れてしまうのは彼女の自尊心や自身に対する信頼を傷つけてしまうのではないかと葛藤するが、口から出てしまった言葉は実に素直な彼の気持ちだった
「…最近、アレックスやサムと仲が良いって聞いたんです」
『えっ…、だ、誰から?』
「そんなのはどうでもいい…。…テトさん、あなたは魅力的な人だ。もう少し気を付けてほしいんですよ」
『や、だなぁ…たまたま向かうところが同じだっただけだよ…!何もないから心配しないで、ね?』
嫉妬心が目に見えてわかるほどハーヴィーの瞳がギラギラと輝いていた。
「たまたま向かうところが一緒で、たまたま誰もいない場所で、彼らがあなたを狙ったらどうするんです?」
『きゃっ…!せ、んせ…?』
立ち上がり、テトの細い手首を掴み上げる
不安そうにハーヴィーを見上げる瞳もまた官能的で、そんな彼女をどんな目で男たちは見るのだろうと更に燃え上がる嫉妬を抑えられない
「テトさんを誰にも奪われたくないんです」
少しだけ怯える彼女を壁に追い詰め、首筋にかぶりつくと所有印を残すように強く吸い付いた
チクリと針で刺されるような僅かな痛みに彼女から声が漏れる
『あっ…せんせぇ…っ』
「その声も、顔も、全部僕だけのものにしておきたい…」
細い腰のラインをなぞりながら捲し上げたスカートから現れる臀部を強く掴んだ
『ひゃ、ぅ…!ど、しちゃったの…?』
「…少し、お灸を据えるだけですよ……」
そう呟いた瞬間、一度離した手を勢いよく振り下ろし臀部を叩く
ぱちん!と強めの破裂音が響くと同時にテトが甘い声を張り上げた
『ぁああっ!♡♡っは、ぁ…、やら。ぁ…!おしり、たたいちゃ…やぁ…♡』
「どうして?大好きでしょう?」
もう一発振り下ろされた手、響く破裂音、悦び鳴く声
いつもの優しいハーヴィーからは想像できないほど、今日の彼はサディズムで満ちていた。
じんわりとした湿度を感じる下着の中に指を侵入させ、割れ目を中指でなぞる
「ほら…叩かれてこんなに濡れてる…エッチですね…」
『ん、あ…っ♡ちが、ぅ…もん…』
「違う?…それじゃあ、クチュクチュ聴こえるのはなんでしょうか…」
彼の言葉通り卑猥な水音が二人の耳に届き、テトは首を横に振る。
秘部から溢れる愛液を纏わせ、ぬめりを帯びた指で核を捉え刺激した
触れるか触れないかのファザータッチで撫で回したり、爪を使って優しく引っ掻いたり
その度にテトは身体を震わせながら甘い反応を見せる
『ん──〜ッ!♡♡ら、め…!♡いく…っ、いっちゃう…!♡あッ、ああ…っ、せんせぇ…ッ♡♡』
もはや自分の力だけではまともに立つことも出来ないテトがハーヴィーの首に腕を絡ませ絶頂を迎えようとしていた時、どこからか振動するバイブレーションの音が聞こえてきた。










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