dream

□モーリス2
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『はーっ…はーっ……ぁ、ンう…!』


冷凍食品のパッケージが汗をかいたように濡れるのも構わずに放置して、ミカウは自身の身体をベッドに預けていた。
疼きが止まらず腫れあがったままの核を指で小刻みに震わせ、発情した猫のように尻を突き上げる
『ンうぅ───〜ッ…!♡』
鼻から抜ける上擦った声を漏らしながら絶頂に悶えた。
それなのに、彼女の核は更なる快感を求めてジンジンと疼くのだ
動きをとめられない指が愛液を吸収し皮膚がふやけてきても、涙と唾液を垂らしながらマットレスに顔を擦り付けても、その疼きが休まることはない
『な、んでぇ…っ!ん、っふ…あ♡ひぃっ……ン♡』
自身ではどうすることの出来ない苦しみの中で、ドアにかけられた鍵が開錠される音が響いた。
直後にギィィ、と低く泣き喚く扉をゆっくりと開けた先から姿を現したのは、やはりと言うべき人物だった。
これ見よがしに鍵を見せつけ、薄気味悪く笑うモーリスにひたすら絶句するしかない
「あらあら、発情しちゃって苦しそうですね。…あ、鍵はシェーンからお借りしましたよ」
(うそつき…!ロッカーから盗んでるくせに…!)
なんとか上体を起こしたミカウは鋭く彼を睨んでいるつもりだが、実際は艶のある眼差しを注いでるようにしか見えない
モーリスは木の床を革靴でコツコツと鳴らしながら近付いてくる途中で、胸のポケットから小瓶を取り出してテーブルに置いた
「これにそこまでの効果があるとは思いませんでしたよ。ほんの少し混ぜただけなんですけどねぇ。…知ってます?催淫剤って」
『…ひどい……!!』
「いい子にしてればたくさん気持ちよくしてあげますからねぇ」
ニタニタと口角を引き上げて笑うモーリスを恐怖に震えた瞳で見上げる他なかった。










「さぁ、お望みのものですよ」
ズボンのチャックを下ろしたそこから現れた猛々しい雄を顔の側に持ってこられると、薬によって感覚を狂わされた秘部が涎を垂らしてきゅうきゅうと締まるのを感じた
『ぅ………』
「嫌なんですか?あ〜あ、折角催淫剤の効果を消せる薬もあるのになぁ。残念ですよ」
『!それっ…!』
ミカウが伸ばした手から引き離すようにモーリスが小瓶を高く掲げた
「お利口さんに出来たら、の話ですけどね」
『う…』
「いいじゃないですか。だってちんぽが欲しくてオナニーしてたんでしょう?」
『っ…やりますから…!』
辱めの言葉を遮るように強めの声を発し、立ちっぱなしで愛撫を待つ雄へ顔を近付ける
本当は触れたくもないそれに指を伸ばしたとき、"あ"とモーリスが何かを閃いたように話す
「ミカウさんが、フェラしながらオナニーしてる姿が見たいなぁ」
『!いや、です…』
「そうですか〜いや〜それは残念」
ニヤニヤと下品に笑って見下しながら、彼は小瓶を張って見せる
中に詰められた少量の液体がその狭い空間で波を起こし荒れているのが見えた。
ミカウは羞恥で死んでしまいたい気持ちを堪えつつ、しゃがんだ姿勢で大きく開いた脚の間に指を運んだ。









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