近すぎて気づかなかった想い…

□7 臨時マネージャーは大忙し!
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立海side



真田「幸村。今度の青学との練習試合がなくなった。代わりに氷帝、立海、青学の三校での合宿になったようだ。」

幸村「なんだって。なんで、急に変更になったんだい?しかも、氷帝…?」

真田「分からん。今、氷帝の顧問から連絡があったみたいだ。」

幸村「…そうか。残念だったね、真田。名無に暫く、会えそうにないみたいだ。」

真田「なっ!!別に俺は…///」

幸村「ふふっ。」

真田「きぇ〜〜!!」

幸塚「はいはい。ニコ」

(全く、余計な事をしてくれたものだね…。名無と話したかったって言うのに💢)



青学では、彼女が臨時マネージャーになる為の話し合いが行われていた。



『マネージャーって何をしたら良いんだろ…』

不二「手塚から聞いたよ。今度の合宿に名無も参加するんだってね。」

『そぉー何だけど…マネージャーって何をするの?』

菊丸「選手のサポートだにゃ〜。」

『…テニスのルールも知らないのにサポートなんて出来るの?』

不二「出来る事をすれば良いんじゃないかな。」

菊丸「そうだね!寧ろ、名無なら居てくれるだけで良いにゃ〜!」

『そんなんで良いの?』

不二「今日から少しテニス部のマネージャーやってみたらどうかな?まだ、合宿まで一週間あるから勉強してみたら良いよ。」

『あっそれ、良いね!みっちゃんに言って来る〜!』

菊丸「ほ〜い。行ってらっしゃ〜い!」



彼女は早速、手塚のクラスに向かった。



『私、今日からテニス部の練習に参加したいの!マネージャーが、何をするべきか勉強したい!』

手塚「それは、構わないが…名無。本当に合宿に参加するつもりなのか?」

『そのつもりです!少しでも皆の雑用が減って試合に集中出来れば良いなって思ってるんだけど…ダメかな?』

手塚「名無が、平気なら構わない。」

『じゃあ、今日からマネージャー頑張ります!ご指導、宜しくお願いします!ニコ』

手塚「あぁ、分かった。そろそろ、授業が始まる。クラスに戻った方が良い。」

『うん!じゃあ、またね!」


男子達(いいな〜。手塚には、あんな可愛い幼馴染みがいて…///)



放課後になり
テニス部の部活中



海堂「先輩…。体操着なんか着て、どうしたんっすか?」

『薫ちゃん!今日から私、テニス部の臨時マネージャーです!宜しくお願いします!』

海堂、桃城「マジっすか!?」

手塚「その事で皆に知らせがある。来週の合宿にマネージャーを立てる事になり、名無しさんを連れ行く事になった。その為、今日からマネージャーの仕事をして貰う。皆、宜しく頼む。」

『分からない事だらけですが、精一杯頑張ります!宜しくお願いします!』

部員「ウィーっす!」

手塚「では、外周からだ!」

乾「名無しさん、宜しく。先ずは、特製ドリンクの作り方を教えよう。」

『はーい!宜しくお願いします!』

菊丸「乾〜。名無にそんな物教えなくていいにゃ〜!」

桃城「そうっすよ!やめて下さいよー!」

不二「でも、名無が作った乾汁なら少し飲んでみたい気がするかな。」

菊丸、桃城「えっ…(妄想中)……。なんか、いいかも!」

越前「先輩達、早く走らないと部長に更に外周増やされるっすよ。」

菊丸「やばい!桃!行くぞー!」

桃城「あっ!待って下さいよ〜英二先輩!」

『…なんか、賑やかだねぇ〜。』

手塚「名無。先ずは、スポーツドリンクを作ってくれ。それが終わったら部員達のタオルを用意して……」



手塚の指示が続く…



手塚「今日は、これまで。」

部員「お疲れさまでしたー!」

『…おっ終わった…。はぁーはぁー』

不二「初日、お疲れ様。疲れたかい?』

『疲れた所じゃないよ。みっちゃんは、やっぱり鬼だ…』

不二「ふふっ。でも、名無が今日やった仕事は、今まで部員達でやったり、乾がやってくれていた事なんだよ。だから、とても助かってるよ。ニコ」

『…そうなんだ。皆のサポートって大変だね。明日からは、もう少し上手く動けるように頑張る!』

不二「そうだね。でも、無理はダメだよ。」

『はーい!』



臨時マネージャの仕事は毎日続き、三日後…



手塚「少しは馴れたか?」

『何となく…』

手塚「今日、これが届いた。着て部活に出てくれ。」

『青学のジャージ?これ、私なんかが着て良いの?』

手塚「臨時とは言え、青学のマネージャーだらな。着て貰いたい。」

『じゃあ、着させて頂きます。』



彼女は、青学テニス部の上のジャージを羽織る。



『どうかな?』

手塚「似合っているぞ。ニコ」

『そうかな〜///』

越前「また、二人の空間作ってるっすよ。いいんっすか?桃先輩。」

桃城「おっ俺には、関係ねぇーよ💦」



桃城はそう言いながら、じっと二人を見つめていた。



越前「はぁ💨(本当に分かりやす。)」

不二「名無。似合うね、可愛いよ。ニコ」

『周助君。そんな、じっと見ないでよ〜恥ずかしいから。///』

不二「本当に似合っているよ。」

『あっ!はい、タオル。ニコ』

不二「ありがとう。ニコ」

越前「また、強敵っすね…。」

桃城「…不二先輩。」



部活が終わり
彼女は、R陣が使用したタオルやドリンクを入れていた容器を片付けていた。
そこへ、海堂が無言で彼女に近づきドリンクのジャグを持って行く。



『えっ薫ちゃん!?私が、やるからいいよ!』

海堂「自分…もう、練習終わったんで手伝います。」

『えっ?でも…疲れてるでしょ?』

海堂「これぐらい平気っす。」

『ありがとう。』

海堂「…いつも、助かってるっす。」

『うぅ〜。(薫ちゃん、可愛い!///)』

越前「まさか…海堂先輩も。」

桃城「あっ越前!お前、いっつも名無先輩の事を見てるよなぁ〜まさか、お前…。ニヤニヤ」

越前「何っすか!?桃先輩達と一緒にしないで下さいよ💦」

桃城「なんだよ、先輩達とって!」


越前(なんで、俺が…///ドキドキ)
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