大切な君達…大事な主へ…
□5 宴の始まりで〜す!
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本丸の中庭では、宴が始まり主はイスに座り参加していた。
小夜「主…もう、大丈夫なの?」
『小夜ちゃん。心配してくれて、ありがとう。もう平気だよ!』
小夜「本当に…?まだ顔色が悪いけど…。」
『あぁ…うん。少し体がダルいだけだよ。』
三日月「主、心配させたくない気持ちは分かるが…。無理をしては、皆が余計に心配してしまうぞ。」
周りにいた短刀達が心配そうに主を見る。
『ごめんなさい…。本調子じゃないけど、明日になれば元に戻るってこんのすけが言っていたから心配はいら無いよ!』
小夜「これあげる。」
『えっ?柿?ありがとう、頂きます!ニコ』
小夜「うん。///」
今剣「あっ!小夜、ずるいのです!ボクもあるじさまになにかもってきます!ばびゅーん💨」
『あっ…いいのに。』
包丁「はぁ〜主は、人妻だと思ってたのになぁー。ガッカリだよ…。」
『えっ?人妻?あぁ…包丁君かぁ。』
一期「包丁!主になんて事を言うんだ!」
包丁「だって、いち兄!ボクは、人妻に優しくして貰いたかったんだも〜ん。」
『人妻じゃないけど飴だったらあげられるよ?』
包丁「えっアメ!やったー!」
『どうぞ。』
包丁「ありがとう!主!」
一期「主…弟が申し訳ありません。」
『あぁー平気、平気!気にしなで。』
一期「弟達の度々の無礼…。お許し頂き誠にありがとうございます。」
『いえいえ。お兄さんは、大変ですね。私に手伝える事があったら遠慮なく言ってくださいね。ニコ』
一期「あぁ…///有り難き幸せ…///」
今剣「ばびゅーん💨あるじさま!どーぞたべてください!」
今剣は、主の前に沢山の甘い物を持って来る。
『これは…また、すごい量だね…。』
今剣「はい!つかれているときは、あまいものをたべるといいとやげんにきいたのです!あるじさま!たべてください!!」
『うん…ありがとう。でも、1人じゃ食べきれ無いから今剣も一緒に食べよ?』
今剣「いいのですか?わぁ〜い!いっただきまーす!!」
『みんなも一緒にいい?』
今剣「えぇ!あるじさまのすきでいいですよ!!」
『ありがとう。みんなも一緒に食べよう!』
主の周りに居た短刀達も一緒に甘味を食べる。
長谷部「主、へし切長谷部です!少しお話しても宜しいでしょうか?」
『あっはい。どうしましたか?長谷部さん』
長谷部「はっ!名を覚えて居てくれたのですね…感激です!」
『みんなの名前は、1年間やってなくてもちゃんと覚えてるよ!ニコ』
長谷部「有り難き幸せ…。」
『フフフ。喜んで貰えて私も嬉しい。それで、どうしたんですか?』
長谷部「はい、明日からの主の仕事を補佐する近侍なのですが、もうお決まりでしょうか?」
『あぁ…まだ決めて無いや。』
長谷部「でしたら!この長谷部にしては、如何でしょうか?」
加州「あっ!ずるいぞ、長谷部!主!俺も近侍やりたい!!」
『う〜ん…。長谷部さん、加州君。立候補してくれるのは、嬉しいんだけど…その…近侍は、初期刀である歌仙にお願いしたいと思ってるんだけど…。』
長谷部「えっ…」
加州「歌仙は…」
長谷部と加州の表情が曇る。
主が歌仙を指名すると皆は、静まり返り歌仙を見る。
歌仙「ふん、やるわけが無いだろ。ギロ」
『…。』
歌仙は、自室へと戻ってしまう。
『はぁ💨睨まれてしまった…。私、ちょー嫌われてるじゃん…。』
加州「主…元気出してよ。」
『うん…。じゃあ、次にこの本丸で古い三日月か小狐丸さんにお願いしたいんだけど…ダメかな?』
加州「てか、主。手に入れた刀剣の順番覚えてるの?」
『う〜ん。覚えてるって言うか…この2振りは、なんかサービスで貰ったからビックリして覚えてた…かな。』
加州「そうなんだ…いいなぁ。主に愛されてるって感じ…。」
『ちゃんと加州君の事も覚えてるから大丈夫だよ。ニコ』
加州「やったー!」
三日月「…俺は、人の世話は苦手だからな…小狐の方が向いていると思うぞ。のう!」
小狐丸「はい、ぬしさまがお望みであれば、この小狐丸、拝命致します。」
『ありがとう。じゃあ、明日からよろしくね!小狐丸さん。』
小狐丸「ぬしさま。我らに敬称は不要です。」
『えっ…でも。』
小狐丸「ぬしさまは、我らよりも尊いお方なのですよ。どうか敬称は、お止めください。」
『分かりました。努力してみます。』
小狐丸「はい!お願いしますね。」
三日月「さて、夜も更けて来た事だしそろそろお開きにするとしよう。」
小狐丸「そうですね。短刀達も眠そうです。」
三日月「主も、今日は色々あり疲れたであろう。部屋まで案内してやろう。」
『うん、ありがとう。じゃあ、みんな色々と至らない私ですが、今日からよろしくお願いします!おやすみなさい。』
短刀達も主に挨拶をし部屋に戻る。宴の片付けをするもの、まだ酒を飲むもので一先ず宴会は終わった。