女子高生兼マフィアやってます

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少し時間は遡り・・・

昌行side

会場を飛び出し敵ボスがいないか周りを見渡すと、


バタン


『車か?!』


黒い車がかなりのスピードで目の前を通っていった
クソッ!どうやって追えば・・・

辺りを見ると、バイクが目に入った






ブロロロロ


道端に置いてあったバイクを拝借して敵ボスの乗る車を追いかける


『ん?波止場?』


気がつくと波止場の近くに来ていた

こんなとこで何を?


パンッ!


『っ!』


タイヤを撃たれバランスを崩したためバイクから飛び降りた
バイクはコントロールを失い海に落ちた


『・・・立入禁止』


そう書かれた看板が目に入った


?〈全くーー付いてーーな〉


『っ!お前は!』


敵ボス〈これでーーー私のーーぞう通りだ〉


気がつけば周りを敵に囲まれていた
あ、もしかして俺を潰すつもり?
でも潰される訳にはいかないし、周りに何かあるか?


『波止場・・・立入禁止・・・第三倉庫、か』


あれ?


『これって、歌詞?』


敵ボス〈ちゃんとーーにーーたぞ〉


華月に伝えた、と言ったか?
うーん


『別にトニーはしくじってないけどな』


敵ボス〈では、死んでもらう・・・はははは!!!〉


こいつっ!拗らせてるっ!



















?〈・・・♪今夜港で決着を〉


敵ボス〈っ!?〉


敵ボスの高笑いが途切れたとき、歌が聴こえてきた


?〈♪立入禁止の波止場の第三倉庫に8時半〉


女の声で、とても美しかった


敵ボス〈はっ本当に来やがった!〉


『華月!』


華月〈・・・丁度8時半ですけど、〉


瞬きをした次の瞬間、


華月〈私は男性がやられるのを大人しく待つ女では無いので。〉


華月は敵ボスの目の前にいた


敵ボス〈わ、悪かった!許してくれ!〉


華月〈・・・〉ニコ


敵ボス〈(ほっ)〉


華月〈私、人情に厚くないので〉


全員「(っ!目が!)」


微笑んだ華月の瞳は



















青色だった
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