女子高生兼マフィアやってます

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華月side

パチ


『・・・あれ?』


目を開けると見覚えのある天井があった


『ああ、家か』


ぼんやりとした頭で状況を思い出す
1時頃にイタリアへ到着して車に乗り、朦朧とした状態でベットに入ったんだっけ

久しぶりだなぁ、自分の部屋の匂い。

少しの間懐かしんでいると、


『・・・今何時?!』バッ


時計を見ると丁度9時をさしていた

うわぁ、大寝坊じゃん・・・
早く起きよう

着替えて顔を洗いリビングへ向かう


ガチャ


『おはようございます』


賢摩「おはよう。体調はどうだ?」


『至って健康』


夏澄「華月!」ギュッ!


『お母さん!久しぶり!』


夏澄「もう!貴女は本当に!無事で良かったですわ!」


『大丈夫だよ、お父さんの娘なんだからちょっとやそっとじゃ死なないから』


夏澄「まぁ!確かにそうですけど、」


賢摩「おい」


夏澄「女の子なんですからもっと自分を大切になさい!」


『はい、ご心配お掛けしました。』


お母さんには敵わないなぁ・・・


錬「お、おはようございまーす・・・」


チャキ


『錬、私に言う事ない?』


錬「この度は大変申し訳ございませんでしたお姉ちゃんの苦労は本当に計り知れないし助けられなくて本当にすみませんお願いだから刀しまってください!」


『よろしい、以後気をつけるように。』


錬「ごめん」


『久しぶりだね。また身長伸びた?』


錬「うん!でも、」


『でも?』


錬「まだ159センチなんだ・・・」


『寝ろ』


いつになったら私を抜かすんだよ


錬「でも、お母さんにはあと1センチで追いつくから!」


『よく食べて寝ようねー』


錬「はーい」


夏澄「華月、朝ご飯ありますわよ。」


『ありがとうお母さん』


ああ、久しぶりのお母さんの味!
博さんのご飯も美味しかったけどお母さんの料理の方が舌に馴染んでるなぁ


『美味しい』


夏澄「そう言ってもらえると嬉しいですわ!」


賢摩「華月の仕度が終わったら本部に行く。華月の顔を知らない部下もいるから挨拶にな。」


『はーい』


朝ご飯を食べたあといつもの仕事着に着替えて4人で本部へ向かった
まぁ、家の敷地内に本部のビルがあるからすぐ着くんだけどね


ウィーーーン


本部の自動ドアを通って会議室へ向かう
会議室まで結構な距離があるため、


部下「お嬢様!お久しぶりです!」


部下「お嬢!元気でしたか?」


『ウンヒサシブリー』

 
ボスの娘だからって【お嬢様】呼びは止めてほしいな
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