女子高生兼マフィアやってます

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皆様御機嫌よう
俺の今の心境を一言で表すならば、


『不☆安』


夏澄「貴方、声に出ていますわ。」


『それは失礼』


華月からの連絡が途絶えて早6日
こんな事は初めてだ
まさかやられた?
そうであれば俺が早急に相手を潰すまでだ
まぁ、やられるなんて事は100%ありえないが・・・


『あ』


錬「どうしたの?」


『イヤリングにGPS入ってるの忘れてた』


錬「え?それなら金曜日の時点でお姉ちゃんの居場所分かってたはずじゃないの?」


『とりあえずコンピュータを立ち上げて』


錬「えー・・・ほら、やっぱり相手にバリアされてて分かんないよ」


『じゃあ、こっちは?』カタカタ


ほら、繋がった!


錬「ええ?!なんで?」


夏澄「あら!そのソフトって、以前に華月と貴方で開発したものかしら?」


『ああ、超高性能の人工衛星が使われている』


錬「いつの間に開発したのさ・・・あーあ、お姉ちゃんには敵わないよ」


『おいおい、俺も開発に携わったぞ?』


夏澄「華月はどこにいるの?」


錬「えっと、通信が途絶えたアジトにいるみたい」


・・・無視しないでくれ!


夏澄「まぁ!大丈夫かしら?」


錬「生きてるよね?死んでたら僕が真っ先に呪われちゃうよ」


『・・・なるほどな。黒柳!』


黒柳「ボスお呼びでしょうか」


『早急に日本へ向かう、用意を』


黒柳「承知致しました」


錬「え?!お父さんが直接行くの?」


『ああ、あちらのボスとの話もつけたからな。俺が行くのが一番早い』


夏澄「では、私達も用意をしておきますわね。」


『頼んだ』


錬「え?な、何の?」


夏澄「錬、今からスーツの採寸をしましょう」


錬「て、展開が急過ぎるよーー!!」


え?たった一人の部下がそんなに大切かって?
確かに華月は俺の部下だ

お前はどうだ?

もし外国で一人暮らしをしている自分の子供と連絡が取れなくなったら・・・



















もう分かっただろ?


















紀國屋華月は、


















俺、紀國屋賢摩の娘だ。


『華月、今行くからな』


直ぐに助けてやる!



















ちなみに黒柳は長年紀國屋家につかえている執事兼部下だぞ!
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