女子高生兼マフィアやってます
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華月side
誰にだって人に知られたくない事があるだろう。
もちろん私も例外ではない。
だから「表」と「裏」の自分を使い分けるんだよね。
友人「おーい!華月!」
『んー?どうしたの?』
友人「なーに外見て黄昏れちゃってんの!もうすぐ登校時間だよ!仕事しないと!」
『危なっ!忘れる所だった!ありがとう!』
友人「しっかりしてよね!」
そう、
友人「風紀委員長!」
これが「表」の私
私が通う帝国高校は日本一と言っても過言ではない程偏差値が高い。
皆しっかりしてるから、正直な所風紀委員とか必要ないと思うんだけど・・・
『おはようございます!』ニコ
生徒「紀國屋さん!おはよう!」
生徒「朝からご苦労さま!」
『いいえ!仕事ですから!』
本当に皆しっかりしてるなー
制服を変な風に着る人が一人もいない上に挨拶もちゃんと返してくる。
近所の評判がいいわけだ。
生徒「2年A組紀國屋華月先輩・・・今日もお美しい!」ボソ
生徒「だって全国模試一位だろ?」ボソ
生徒「それも文句無しの満点。加えて運動神経バツグン、容姿端麗。」ボソ
生徒「非の打ち所がなく完璧。なのに、」ボソ
『(何話してるんだろ?)』ニコ
生徒「・・・性格もいい////」
生徒「フレンドリーだよね」
・・・聞こえてるし、そんなに褒められると照れる////
学力は勉強もしてるけど天性的にいい方だし、
運動は昔からやってたし、
顔は・・・運良く、はい。
性格はこれが素である。作ってるとかないし。
当然、周りからの評価は高い訳で、
世間で言うところの優等生って事だ。
あー、お父さんとお母さんに頼んで日本に残らせて貰えて良かった!
こういう普通(?)の女子高生生活を送りたかったの!
一人暮らしは少し心細いけど毎日が新鮮でとても楽しい!
JK最高!Foooooooooo☆
・・・え?家族はどこに居るのかって?
イタリアに居るよ。お父さんとお母さんと弟の錬。
あいつ、15歳だから義務教育終わってないのにお父さん達の仕事やってるんだよねー。
絶対普通の生活の方が楽しいのに!
そう
これが
日常。
今までのが「表」の私だ。
「裏」?
まぁ、普通の女子高生ならあり得ないことだけどね。
私の場合、
『普通じゃ無いんだよなぁ・・・』