女子高生兼マフィアやってます

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華月side

さっき感じたいやな空気は、多分【雨桜】が原因だろう
だって私の身体は・・・


クロ「ニャーオ」


?〈体調は大丈夫?〉


『わっ!なんだクロか!?って、』


今声が聞こえた・・・よね?!


?〈まだ分からないの?私よ!〉


や、やっぱり・・・
私今猫化してるからかな?
えーっと


《この声は貴女なの?》


クロ〈ええそうよ!私も驚いたわ!貴女に言葉が通じるなんて!〉


《さっき、体調は大丈夫?と言っていたけど、なんでその事を?》


クロ〈友達から【五花刀】の話を聞いたことがあるの。もちろんいわくの事も知ってるわ。〉


友達・・・
カラスとかかな?
見てたのは人間だけじゃ無かったんだ


《私に体調を聞いたって事は、正体も知ってるよね?》


クロ〈もちろんよ、貴女って本当にずる賢いわね!キライじゃないけど♡〉


《そう簡単に正体をバラしていたらスパイなんてやってられないよ》


クロ〈それもそうね。私は健みたいに野暮な聞き方はしないけど、一つ忠告しておくわ〉


《何?》


クロ〈背後に気を付けたほうが良いわよ。忘れないで頂戴?〉


スタッ


クロはどこかへ歩いていった


剛「華月ちゃん、今・・・」



剛が居たの忘れてた
昌行さんは健に連れられてトレーニングルームにいるから剛と二人きりだったのだ


『猫化してると猫と会話できるらしくて・・・えへへ』


剛「良かった、人間じゃなくなっちゃったのかと思った。」


『大丈夫だよ』


剛「で?何を話してたの?」


『えー?』


剛「?」


『黒猫の秘密、だねぇ』ニヤ


剛「っ!////本当にっ!」


『別に大した事じゃないよ』


言えるわけ無いわ阿呆


剛「お前一体何な訳?!前から思ってたけど、」


『・・・』


剛「物事に動じなさ過ぎるんだよ!」


『悪い事か?』


剛「変に慣れてるような感じがs」


『待て』


剛「っ!?(何だ!?身体が動かない!)」


『そりゃあ慣れてるもんは仕様がないでしょ?』


剛(あれ?穏やかな表情なのに、)


『他には?』


剛「(怖い)いや、ごめん・・・」


『それなら良かった』ニコ


ガッツリ脅しになっちゃったけど仕方が無いよね
ごめんよ剛・・・


ガチャ


健「あー!いい運動だった!」


昌行「お前らまだここに居たのか」


剛「悪い?」


昌行「あ"?」


『あぁ!!昌行さん!健!私クロの言葉が聞こえたんですよ!』


健「え?!凄い!!!」


昌行「博の薬でそんな事が出来るとはな・・・」
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