散歩道

□秋桜
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こんな調子で真島さんさんは私にちょっかいばかりかけるので、応戦一方。

話題を西田さんに振っても真島さんがかっさらっては、話題を変えてしまう。


「真島さん、完全に私イジメて楽しんでますよね?……。」


「ん?そやなぁ〜。チカちゃんの反応がオモロイからのぉ♪ニヒヒ」


「もぅ。いいですよ!無言で飲んでますからっ!」


「なんや?怒っとんのか??
怒った顔も可愛えぇなぁ〜!」


頭を優しくポンポンと撫でる…。
もぅ、ズルイ。完全に真島さんの手のひらで転がされてる。





「さて、そろそろお開きの時間やな、ほな、チカちゃん外まで見送ってーな!」

「あ、はい、では。」
そう言って席を立ち外まで見送りに。

「あ、せやせや、チカちゃん…」

私の方に腕を回して肩を組むと耳元で囁く。


「お酒飲むのは構わんけど、アホ程飲むのは俺だけの前にしておきや。危なっかしくて見てられんからなぁ。」


「な、何言ってるんですか…今日は真島さんの席だったから気が緩んだだけですからっ。」

「ほぉ、俺の前だと気が緩むんか?ニヒヒ。えぇ事聞いたわ、ほな、またなー!」

私を解放してヒラヒラと手を振り遠くなる真島さんをずっと見つめてた。

なんだろぅ。本当あの人には調子が狂わされる。なのに気になる。


「はぁ。本当飲みすぎたのかもね…」

そう呟いて私は日常の私に戻るのだった。
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