その男狂犬につき。
□出会い
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どこにでもいる平凡な私。
昼間は接客業。
夜は…
「ねぇお名前!今夜お願い出来る?!」
仕事終わりの私の携帯を鳴らして
こう言ったのは元同僚のエリ。
エリは最近まで昼職の傍、神室町でキャバ嬢をしていた。
それが先月退職し
稼ぎが良いから!
と、キャバ嬢を続けてる。
「お名前はお酒強いから!」
って言って自分の勤めているお店の女の子が足りない時に私に声を掛けたのがきっかけだった。
普段は薄化粧で地味な私に声を掛けたのが不思議でならない。
でも煌びやかな世界にちょっと好奇心をくすぐられ
「お酒飲んでお小遣い貰えるなら良いかな…」なんて軽い気持ちでエリの勤める
SHINE で働くようになった。